ARTIST
バイオグラフィー
1940年、サウサンプトン生まれ。3歳の時からピアノに慣れ親しみ、スウェーデンの首都・ストックホルム移住後、スウェーデン王立音楽院へと進み、自身も音楽家として活躍する夫のカール・アクセル・ドミニク(プログレッシヴ・ロックバンド、Solar Plexusのメンバーとしても活動)と出会う。1960年代には北欧を代表するジャズコーラス・グループ、Gals & Palsの一員として、(Svante Thuresson/スヴァンテ・スレッソンらと共に)ヴォーカリストとしても活躍。平行して作・編曲家/ピアニスト/女優として、ジャズを中心に、クラッシック、ポップスから民謡まで幅広い音楽性で活動を行う。“スウェーデンが生んだもう一人のモニカ”として、高名なモニカ・セッテルンドへの楽曲提供や共作アルバム等も残している事でも知られる。1970年代には、スウェーデン本国でもウェディング・ソングの定番曲として知られる名曲「Tillagnan (ティレグィナン)」の作曲を(Lars Forssellの作詞)残し、今もなお彼女の代表曲の一つとして衰えぬ人気を誇る。近年も精力的に活動を行い、セルジオ・メンデスのグループの女性歌手・キャロル・ロジャーズとのボサノヴァ・アルバムや自身のクインテット名義でのジャズ作品に、数多くのコンサートへの出演等、マルチタレントぶりを発揮し続けている才女。2008年に神戸・プロダクション・デシネにより復刻された1980年録音のピアノトリオの名作『Tillagnan (ティレグィナン)』は、無名の作品ながら、大型CDショップのジャズチャートで1位に登り詰めるなど、未だに高い人気を誇る。