先月のぼくのトーク&レコード・コンサート的なロック夜話イベント「CROSSROADS」に、実に久しぶりな顔がありました。もうかれこれ10年近い付き合いになりますかね。元RETRO GRETIONのギター、ボーカルの久保隆 一くん。
わざわざ仕事早めに終えて覗きに来てくれたんです。イベント終了後に久々の再開でいろんな話に花が咲いたのは言うまでもありません。その日の特集が冬のイメージに似合うサウンドっていうもので、いろんなジャンルのものを聴いたり映像見たりでしたが、久保くん曰く「EYELESS IN GAZAは大好きで、よく聴いてたんですよね」。また、彼の幅広 い音楽世界の一端に触れたような気がしました。
実際、彼と初めて出会った時の会話もロリー・ギャラガーやウィッシュボーン・アッシュなどの70年代初期のイギリスのぼくのお気に入りで、ロカビリーの話は全然出なかったです(笑)。
そんな彼から帰りがけに手渡されたのがこのCD。
LAの見た目ゴスなサイコビリー・バンドREZUREXとのスプリット仕様のEPです。「FIESTA DE LOS DIABLOS」つまり、悪魔の祭りって感じですかね。内容は本人からは、やりたいことの半分もやれてないとのことでしたが、全然そんなことないです。彼は昔から自分自身に厳しいんですよね。
ギターはプレイから作曲、アレンジ、ボーカルどれも今の久保くんをきっちりと映し出してるし、彼のミュージシャンとしての成熟、進化さえも感じます。カップリングのREZUREXのポップなロカビリー・サウンドと併せて今是非聴いてみて欲しい一枚です。
これからの久保くんの活躍に期待が膨らむこと請け合いですから。