2012/05/01

新たなチャレンジ「ROCKSUCKERZ」まずは上々の滑り出し

　もう１週間以上も前のことになっちゃいました。４月２１日に渋谷の風変わりなハコ、TRUMP ROOMで行なわれたイベント「ROCKSUCKERZ」のレポートを、遅ればせながら軽くやっておきますね。言うまでもなく、このイベントは、何度もここで言ったように、大貫自身が、ロンナイとかGRCとかとまた別の視点でロックをとらえようという、新しい感覚のパーティーです。簡単に言うなら、「若者たちと混ざってバンド、DJが一体でお客さんもクラブやライブハウスに、普段あんまり行かないような人たちも集めたい」という企画で始めたんですね。

　で、とりあえず、バンドは自分が全部選んで交渉も自分がやりました。それはDJも同じです。基本線は、ロンナイより二世代くらい若い音楽ファンを中心にやりたい、ということで、１０代後半から３０代はじめくらいのところにスポットを当てていこうと考えてます。だから、バンドは昔から付き合いのあるレオくんのジョンズ・ゲリラではないサブ・ユニットのTERROR FAMILIAにまず声をかけて、それから、ロンナイにも出てもらったボーカルのMICKちゃんが面白いVeronica、どこかで一度紹介されたBuffalo'3そして、テロルのボーカルのダイアナ・チアキちゃんに紹介されたGolden Katiesの４組。

　でも、やっぱり一番の心配はお客さんが来るかどうか？ということ。最近はライブハウスもクラブも集客がかなり厳しいことになってますからねぇ。そこに、新しいイベント仕掛けてダイジョブなの？って自問自答したり、知り合いからも心配されたり。でも、決めたらやらないと、です。気合いですよ、ここは。気合いで客が入るなら苦労しないとも思いますが（苦笑）。

　で、お店のボスのMさんとはロンナイ以来の知り合いで、スタッフもよく知ったヤツだったんで、会場の設備や資金繰りなどにはほとんど不安がなく、あとは自分がずっとついているわけではないので、オーガナイズしてくれる人が欲しかったんですが、これもテロルのゴキゲンなドラマー、コースケに紹介してもらい、Gくんが真面目にきちんとやってくれて、一安心。とにかく、イベントやるのに、一番重要なのは、こうした信頼出来る、任せられる人間がちゃんといる、ということです。そこがあやふやだと、結果もあやふやなものになります。

　で、告知も宣伝（同じか？）もあらゆることを行い、あとはふたを開けるのみ。最初の頃は５０人くらいしかいない、という情報でああ〜、ヤバい！と思ったりしましたが、深夜にならないとお客さん来ないのが今では普通ですから、と自分にも言い聞かせて、とにかく進行しました。そして深夜自分が会場入りした１２時半頃には、案外埋まっていて、本気で安心。お客さんはそこから本格的に多数来てくれて、自分がDJする頃（３組目のバンド,Buffalo'3の後）には、もうビッシリ満員で、何故か外国人の女性の姿が多く、このハコの客層の普通とは違う面を改めて認識しました。ガイジンが多いんですよね。

　で、結局、テロルのステージはもうカオスそのもの。チアキちゃんの白いドレス衣装もスゴいし、器材は途中でギターの音が出なくなるわ、ベースもトラブルわ、でも、そんなことへっちゃら、でライブは続き、少し多めに４５分くらいやってめでたく終了。実はこれが彼らのラスト・ギグだったんです。チアキちゃんが抜けることが決まってて、だからあんなに盛り上がったのか？な〜んてね。でも、大丈夫、チアキちゃんはまだ音楽活動やるってことだし、バンドの方も、タイミングあればいろんな形で演奏するらしいので。

　とにかく、言いたい事は「たくさんのみなさんがこのシロウト臭い新しいイベントに来てくれ、エンジョイしてくれて心からサンキュー！！ですI Love Ya!」！！！また、いつか２回目をやります。チャンスを逃すな！ということです。ホントにありがとうでした。日本のロックの未来、多少明るい部分もあるかも、です。基本インディーなので、「我こそは」というミュージシャンのみなさん、是非応募して下さい。ただし、ギャラも経費も自腹を覚悟してネ。ジャンルは
問わないです。フォークからロカ／パンク、プログレなんでもアリです。
そういう方はFACEBOOKの大貫憲章宛てにメッセージ下さい。よろしくです。

大貫いつもより新曲多めでDJしました。