Blog by 大貫憲章

渋谷のThe Roomで行なわれているVIVID主催のパーティーで

 少し前、というか、今となっては、だいぶ前、ですね。とにかく、11月の某日、渋谷にある「たまり場」こと、DJラウンジのThe RoomにてVIVID主催のパーティーにゲストで呼ばれて、出かけました。

 会場は自分んはチョーおなじみの場所、「Groovy Rock Caravan」(略してGRC)というロックがメインでも基本ノン・ジャンルのDJパーティーを17年近くやってきているところです。KYOTO JAZZ MASSIVEの総帥、沖野修也くんが開いたお店で、今も週末には彼が企画したパーティーが毎週行なわれている活気あるスポットです。

 そこに、VIVIDの社長のNさんからほぼ関係の全員が集まり、ドアをオープンにしたまま、夕方から夜11時ころまでの間、DJがプレイしたり、ミュージシャンのパフォーマンスが行なわれたり、ゲストとのトークショーがあったり、という実に身近な感覚のサロン風なパーティーとなっているんです。

 ぼくは今回初めてこのパーティーを知りましたが、前からやっていたようで、今回はゲストでDJしたり、トークをしたり、というものでした。お店は駅近のビルのB1で、わりとこじんまりした居心地のいいカウンターとベンチシート、ソファなどが配置され気軽に飲んだり、踊ったり、お喋りしたり、くつろいだ時間がユッタリ過せる感じです。

 DJはMCも兼ねて?GRCでもおなじみの「はせはじむ」くんにその回りの人材(子分?)とでやっているようでした。この日は自分のほかに、VIVIDゆかりの女性歌手、土屋浩美さんも来ていて、数曲披露してくれました。彼女ののびやかな、それでパッショネイトなボーカルは、簡単に言うと、ポップスからジャズ、ロックまで広いゾーンをカバーしてしまう魅力に溢れています。もうCDを聴いた、持っている、という方も多いかと思います。

 その時のトークもそうなんですが、はせくん相手に自分の音楽遍歴の端緒、つまり、音楽体験の初めの頃からいわゆるGS、グループサウンズあたりまで、60年代中盤をメインに振り返り、DJでは「GS縛り」という形で、GSだけで40分くらいプレイさせてもらいました。ここにアップしたシングル盤のジャケはみんな自分の「青春の想い出」であり、同時に日本のロック/ポップスの原点でもあるものなんです。あえて言えばサザンもミスチルもベンジーもブラフマンも、みんなGSが生まれていなかったら、存在していないも同然なんです。そのGSもビートルズやベンチャーズがいなかったら、生まれていなかったでしょう。

 次回のこのパーティーも楽しみです。自分は参加するかどうか分かりませんが、一般のお客さん入場可能、というか、身内でやってるんですが、それもお客さんあってのモノなので、チャンスがあれば是非足を運んでいただきたいですね。入るのも出るのも自由です。ノー・チャージのフリーな空間で、音楽を素直にエンジョイしましょう。

以下にGSのジャケ写。