日本にもかっこいいバンドはいっぱいいる。そんなことはみなさんご承知ですね。
でも、知らないものは知らないというのも一面事実で、全部を分かっている者など、神様でもない限りひとりもいないだろう。
自分もそういうひとりだ。なので、エラそうなことを言うつもりはないし、評論家だから、とかいうことなど関係ない。いちファンとして、今からとあるバンドを紹介させていただこうと思う。
彼らと最初、どうして出会ったのかは今となってはよく覚えてない。多分、知り合いのイベントとかで偶然見かけたのか、紹介されたのか、そんなとこだ。ただ、それでも強烈に記憶に残っていることがある。それは、メンバーの、特にギター&ボーカルの少年(当時はまだまだ少年らしさが全面に出ていたね)の見事なまでの礼儀正しさと素直さ。
普通は演奏とか歌とかそういうことを覚えているものなのかもしれないが、自分の場合はそういうことはあんまりない。見た時の第一印象がすべて。だからクラッシュもロンドンの100クラブで見て、名前すら聞いたこともなかったのに、あまりのステージのカッコよさ、雰囲気にノックアウトされた。ピストルズは「アナーキー〜」のビデオの映像でだが、ジョニーのいきなりのオープニングのドアップにヤラれた。クイーンやフリー、ロリー・ギャラガーという70年代のバンドも同様で、演奏も含め、見た目や雰囲気などの強烈さ(クイーンは名前だったかもね)が決めてなのだ。
さて、話を戻すと、この日本のバンド、名前をTHE STOMPIN’ RIFFRAFFSというんだけど、その名前もカッコいい。分かる人には分かる。それはローリング・ストーンズやザ・フーとかと同じだ。感じるのだ。ビビッとね。
初めて会ってから、かれこれ数年以上にはなる。10年未満?で、今も同じメンバーでマイペースに活動している。そこもイイのだ。焦りが見えない。のんきなのか、世に出ることを諦めてるのか。いや、諦めてなどいないはず。でも、商業的なペースにはお付き合いしない連中なのだ。全部がD.I.Y.でHPにもそういうことがよく表れている。こちらがソレ〜
http://sound.jp/stompin/stompin'riffraffs-main.html
礼儀正しい男子はNAOくん。ギターとボーカルとソングライターだ。そして、キーボード、テルミン、タンバリンなど担当のMIKUちゃんのお兄さん。その彼女の友達たちが脇を固めていて、ベースにRIEちゃん、ドラムスにSAORIちゃん、と女子3対男子1。そしてやってる音楽はバンド名からも想像出来るように、ゴキゲンなR&Rなのだ。一口に言うなら、日本のガレージ・R&R。エレキギターがギュンギュン響き、リズムとビートでみんなをストンプさせちゃうのだ。しかもNAOくんはイケメンというフレーズが嫌になるような男前、GOOD LOOKING GUYなのだ。そしてもちろん礼儀正しい。
このところ何年か、ずっとLONDON NITEの夏祭り、Summer Jamboreeに出てもらっている。でも、今年は残念ながらそれが出来ないことに。ロンナイの新宿ロフトでの夏祭り、今年はデイタイム開催ではなく、8月28日金曜日のオールナイトに決まりましたが、ちょうどその頃に彼らはフランスにツアーに行くことに。国際的です!まぁ、これは前からのことで、ここ何年か、年に一度以上、必ず海外遠征に出かけてます。それもお声がかかり、経費相手持ちで。うらやまし〜ぜ!です。なので、今年はロンナイに出られないことに。クッソー!!いやいや、海外でも好評なんで、是非さらに頑張って来てほしいです。
その彼らの音源はアメリカのインディーズ、WILDから発売されたり、自分のレーベルからも自力で出したり、いろいろ。この1月だか、これまでシングルとかでバラバラに発売されていたものが1枚のCDにまとめられて「ベスト・オブ」的な作品になりました。是非この機会にみなさんに紹介しようと、彼らからサンプルを送ってもらって中身を確認。間違いない!と思ったので、ここに紹介することにしました。6月にも新しいレコードを出すようですが、まずはこのCDで彼らのSpiritを味わって欲しいんです。
Sounds Good! Amazing Guitar Magical Garage Poppy Spacey Bouncy Fury Sound!!
I Hope You Like It! Thank You!