Blog by 大貫憲章

アメリカの偉大なミュージシャンがまたひとり亡くなった

 ここのとこ、トランプばかりに耳ダンボしてたら、怒涛のようによく知ったミュージシャンの訃報がなだれ込んできて、これもトランプの祟りかと思わんでもない心境。
つい先日カナダの偉大な歌手、レナード・コーエンが亡くなって「またひとつ自分の好きな星が墜ちた」と残念に思っていたばかり。なのにそれから1週間もたたないうちに、今度は大いに人生を豊かにしてもらったアメリカのロック/ポップスの重鎮、生き証人のレオン・ラッセルが斃れた。彼はまだ70そこそこだ。

無念極まりない。
個人的に彼の一番の記憶は、ジョー・コッカーを迎えての全米ツアーを敢行してライブ・アルバムにもなり映画にもなった70年代のロックの、まさに「伝説」ともいうべき奇跡の集団「MADDOGS AND ENGLISHMEN 」で、自分は大いにこれを楽しませてもらったが、ジョーはこのツアーの後、長らくシーンから身を引くハメになったという。身も心もボロボロになった、というのがその頃聞いた理由だ。

WIKIにはこのツアーについてこうある
Cocker needed to put together a band quickly for a U.S. tour that his management had organized. He was only informed on 12 March 1970 about the tour which would start on 20 March. Russell recruited the musicians, many from his prior association with Delaney and Bonnie (Rita Coolidge, Carl Radle, Jim Price, Jim Horn, Jim Keltner and Jim Gordon). Chris Stainton was held over from Cocker's Grease Band and Cocker's producer Denny Cordell was part of the backing vocalists
ハチャメチャな話だが、これを現実化したのがレオンだ。当時の彼のマンパワーや音楽的背景の奥深さなどが読み取れる。
レオンのご冥福を祈るばかり。R.I.P.

http://edition.cnn.com/videos/us/2016/11/13/leon-russell-obit-pkg-orig-bpb.cnn