Blog by 大貫憲章

天下の一大事!チャック・ベリーが亡くなってしまった!

 実に驚くべき天下の一大事!あのロックンロールの神様、元祖、家元であるギタリストでシンガーでソングライターのチャック・ベリーが亡くなってしまった!

これがチャックの一八番、「ダック・ウォーク」だ!

1955年、「メイベリーン」のデビュー・ヒットでいきなりスターに!R&Rの代名詞と上り詰める。

チャック・ベリーの子どものひとりというべきストーンズのミック・ジャガーと。

 正直、自分も気がついたのはネットで大きな話題というかニュースになっていた時で、R&Rファンとして、音楽評論家としては大きく出遅れ、お恥ずかしい限りだ。

 伝えられるところによると、この3月18日、アメリカは彼の地元であるミズーリ州のセントルイス近くのWentzvilleで亡くなったらしい。昨年の彼の誕生日、10月18日でめでたく90歳を迎えた。日本風にいうなら「卒寿」の祝いだ。しかも、それを祝してか、新しいアルバムも予定されていて、この6月に発売予定となっていた。そのタイトルもズバリの「CHUCK」。

 実に1979年の「ROCK IT」から数えて38年ぶりの、しかも全曲がオリジナル書き下ろし曲による新作ということだ。その中には「Lady B. Goode」という曲も含まれているという。どんな曲なのか?R&Rアンセムの「Johnny B. Goode」へのアンサーソングなのか。気になる。

The track listing was released on March 21, 2017
1. Wonderful Woman
2. Big Boys
3. You Go to My Head
4. 3/4 time (Enchiladas)
5. Darlin
6. She Still Loves You
7. Lady B. Goode
8. Jamaica Moon
9. Dutchman
10. Eyes of Man

 今さら、ここで改めて彼の功績や偉業を細かく解説するつもりはない。他のところでいくらでも見つかるし、多くの記事が溢れている。今はただ、その偉大な人生を思いながら「天寿を全うした」とも言える彼の冥福を祈りたい。

 彼がいなければ、ロックンロールは生まれていなかったかもしれない。少なくとも、今とはだいぶ事情は違ったものになっていただろう。革命児であり風雲児であった。R.I.P.