Blog by 大貫憲章

Kenrocks Nite Ver.2 <British Guitar Rock ’70>

Kenrocks Nite Ver.2 <British Guitar Rock '70>  8/3 OA

 みなさんこんばんは!大貫です、カッチンです!午後11時を回りました。毎度おなじみ音楽の時間です。すでに8月です。まさに夏真っ盛り。みなさんはラジオをどこで聞いてくれてますかね?聞いてないなんてイヤ!つーか、聞いてない人にはハナから聞こえてないからツッコんでも無駄か?そんなこんなの今日この頃いかがお過ごしですか?今日は何の日?復活しますか。簡単ですね。語呂合わせで1-ハサミの日。山野学苑創設者の美容家、山野愛子さんが針供養にならいハサミ供養として1978年に実施した。2-はちみつの日。全日本はちみつ協同組合&日本養蜂はちみつ協会が1985年に制定。ちなみにこの関連で3月8日はみつばちの日とされている。業界団体のPR主体の記念日が多いのは当たり前?さて、今夜は甘くシャープな?ロックのギターサウンドを英国のロックから選出。HRの元祖的な雰囲気もあるね。ではこれから〜

M-1 I’m Coming On / Ten Years After 3’45”完「Watt」TOCP-67505

<トーク1> 受けて解説〜今なお現役、67年か50年活動するイギリスの70年代を代表するバンドの1970年の5枚目から。もともとブルースロックをメインにして、そこに中心となるアルヴィン・リーのシャープなギターソロがポイントに。特にジャズスケールを用いた早弾きが高い人気を集めた。WOODSTOCKにも出演。70年の5枚目から。続いて2曲。クリア・ブルー・スカイはこれが71年の唯一のスタジオ盤デビュー作。ジョン・シムならぬシムズの縦横無尽なギタープレイに話題殺到。この曲はオープニングの組曲「ジャーニー・トゥ・ジ・インサイド・オブ・ザ・サン」のパート3の「帰還」。 PATTOは番組ではおなじみです。ボーカル、マイク・パトゥーに相棒のギタリスト、オリー・ハルソールのコンビでのソウル・ファンク・R&Rバンドでこれが70年のデビューアルバム。ボーカルとギターのパフォーマンスが圧巻。

M-2 Journey to The Inside Of The Sun(I’m Comin' Home) / Clear Blue Sky 3’06”完「Clear Blue Sky」UICY-9052

M-3 Hold Me Back / Patto 4’41”CO「Patto (2010 Remastered)」UICY-94680

<トーク2> 受けて解説〜続いてふたつ。まずテンペスト。それまでジャズロックバンドのコラシアムにいたドラマー、ジョン・ハイズマンが73年に新たに結成。そこにギタリストで今年の4月15日に70歳で亡くなった奇才アラン・ホールズワースがいた。彼のジャズ風味の変化に富むギタープレイが人気の元。ただ、すぐにメンバー交代でアランAlainが抜けてオリーが加入。人脈は交錯してます。もう一つがロッド・スチュワートの英国時代のソロのバックで知られたマーティン・キッティントンが率いたスティームハマー。68年から数年間地味に活動。ここで紹介するのは70年の3枚目からでキッティントンは抜け、4人組でギターはまだ無名のマーティン・ピュー。その後75年キース・レルフとアルマゲドンを作ることに。才能の片鱗が十分以上にうかがえる。

M-4 Up And On / Tempest 4’16”完「Tempest」 WSBAC-0018

M-5 I Wouldn't Have Thought / Steamhammer 5’38”完 「Mountains」 Reprise RR-4066-WZ

<トーク3> 受けて解説など〜このコーナーの締めはさらに地味。ブライアン・パリッシュとポール・ガーヴィッツによるパートタイムなユニット。ガン〜スリーマンアーミーでメタル系なハードロック一筋のポールにもともとポップバンド出のメロデイメーカー、パリッシュが巡り会い、フォーキーかつハードロックないかにもこの時代ならではの微妙なバランスのプレイが興味を引く。意外なまでにハードなパリッシュのギターが印象的。

M-6 Another Time, Another Day / Parrish And Gurvitz 4’38”完 「Parrish & Gurvitz」VSCD-5654

< RUMBLE >

 今夜の Kenrocks nite いかがでしたか?前半の大貫さんは英国のあんまり有名じゃないメジャーではないバンドの音源から独自なセンスを競うギタリスト、バンドの演奏でエンジョイしました。皆さんはいかがでしたか?アラン・ホールズワースやオリー・ハルソールはすでに故人ですが、残した演奏、その功績は永遠不滅です。改めて音楽の偉大さを痛感しますね。お知らせ〜 今月の26日の土曜日からいよいよLONDON NITEレギュラー化スタートします1ぜひ祝いに下北のベースメントまで11時頃お越しください。夏休み最後のロッキンパーリーです。9月以降もやります! 今夜はこの辺で。お相手は大貫&カッチンでした。また来週ADIOS AMIGOS!