Blog by 大貫憲章

Kenrocks Nite ver2 <Memories of 2018 real gone>

いつものようにここにも自分のラジオ「Kenrocks Nite ver2」の放送内容を紹介させていただきます。1月12日の土曜日深夜2時からInterfm897でOAされました。RADIKOとかアプリのタイムフリーなら放送後の1週間だか、自由に聴けるので便利です。ということで、今回は残念なことに昨年2018年に惜しくもこの世を去ってしまったミュージシャンを自分のチョイスで何人か集めてその偉業を偲ぼうという企画でした。亡くなっても音楽はこの世界に残ってますからね。受け継ぐのはまだ生きてる我々で、その気持ち次第で亡くなった方も永遠に生きるんです。では自分の書いた進行台本をここに直貼りします。これがあなたの音楽生活の一助や参考になれば幸いです。

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Kenrocks Nite ver2 <Memories of 2018 real gone> 1.12OA 2019

みなさんこんばんは!大貫です。カッチンです!1月12日の深夜2時を回りました!今夜もお会いできて祝着です。今年も昨年以上にご愛顧よろしくです。さて、今夜はめでたいお正月も終わり、ちょいとしめやかな感じで、昨年他界したロックスターを偲んでみる企画です。年々多くの偉大な先人が他界しますがこれも時代の歩みですね。去る者日々に疎し、とならないよう少なくともココでは敬意を保ち見守り続けたいと。では1月から。往年の大アイドルでした。

M-1 娘たちにかまわないで(Chick Habit) / France Gall 「夢見るシャンソン人形+2」1966 2nd UICY-78575

<トーク1> 受けて解説など France Gall 71歳(Oct. 9, 1947 – Jan. 7, 2018) この曲は彼女のヒットのほとんどを作ったセルジュ・ゲンズブールのもの。のちにアメリカの65年生まれのポップ歌手April Marchが90年代にカバーしてリバイバル。続いて3組。まずアングラなサイケフォークの詩人、トム・ラップ。彼のバンドPearls Before Swineは60年代のアメリカのサブカルとしてよく語られます。曲はディランのカバー。さらにベンチャーズのスーパーギタリストのノーキーとフリートウッドマックのダニー・カーワンまで。

M-2 I Shall Be Released / Pearls Before Swine(Tom Rapp) 「These Things Too」 WATER 111 Tom Rapp 70歳 (March, 8, 1947 – Feb, 11, 2018)

M-3 Diamond Head / The Ventures (ノーキー・エドワーズ) 「The Ventures 1960-1970」 TOCP-67978/9 Nokie Edwards 82歳 (May 9, 1935 – March 12, 2018)

M-4 Something Inside Of Me / Fleetwood Mac (Danny Kirwan)「English Rose」MHCP-871 Danny Kirwan 68歳 (13, May, 1950 – 8, Jun, 2018)

<トーク2> 受けて解説など Venturesのノーキーさんは言うまでもなく日本じゃ大スターで、ある意味ビートルズ以上の衝撃を与えたエレキブームの立役者。モズライトのギターとテケテケサウンドが日本を目覚めさせた。背が高く若ハゲ。最初はベース担当でした。続くフリートウッド・マックのダニーさんはバンドの中で一番ヤング。加入したときまだ17歳。オレの1個上。「ジグソーパズルブルース」とかもイイ。ここからまた3組。DJフォンタナはエルビスのバンドドラマー。信条はシンプルイズベスト!だったとか。アレサは大きな衝撃で日本の一般のメディアでも(NHKとか)報道されました。オーティス・レディング全盛期の時代の生き証人の一人でかの自身がレディ・ソウルを体現した偉大な女性歌手。マーティーは元々は60年代サイケ、サンフランシスコの代表格、ジェファーソン・エアプレインの出身。これは80年代にソロでヒット。特に日本では盛り上がったね。

M-5 Jailhouse Rock / Elvis Presley「Mega Elvis: The Essential Collection」 BVCP-850 D.J. Fontana 87歳

M-6 I Say A Little Prayer (小さな願い) / Aretha Franklin 「DJ糸居五郎 黄金のレイディオ・ヒッツ ゴー・ゴー・ゴ!Vol.3」 WPCR-17928 Aretha Franklin 76歳 (March , 25, 1942 – Aug, 16, 2018)

M-7 Hearts / Marty Balin「NOW 80’s Best 」TOCP-70966/7 Marty Balin 76歳

<トーク3> 受けて解説など 最後の2組。続いて60-70年代のアメリカンルーツミュージックのキングの一 人トニー・ジョー・ホワイト。いわゆるアメリカ南部に由来したスワンプ・ロックの草分け。エルビスも歌っていたこの曲で一躍人気に。そもそも若い頃のご本人がエルビスになりたい願望大だったとか。最後に、まだまだ若い人。バズコックスのピート・シェリー。70年代ロンドンパンクのキーマンの一人でずっと活動していました。抜群のメロディメーカーで多くに影響を与えたね。亡くなったところがラトビアってのもびっくり。

M-8 Polk Salad Annie / Tony Joe White 「Chartbusters USA: 2」 CDCHD832 Tony Joe White 75歳 (July 23, 1943 – Oct. 24, 2018)

M-9 What Do I Get? / Buzzcocks「A Different Compilation」 TECI-24663 Pete Shelly 63歳 (April, 17, 1955 – Dec, 6, 2018)

<RUMBLE>

いかがでしたか、今夜のKenrocks Nite ver2. お正月気分も抜けた今夜の前半は昨年亡くなった洋楽ポップシーンの偉大なスターを偲び、哀悼の意を表し、その音楽の一端に触れてみました。他にも大勢いますがここでは大貫の心の鏡に映った方の中から10人を選んで。亡くなってもその構成はこうして音楽として後世まで受け継がれます。番組がそのお役に立てれば嬉しい限り。さて、お知らせ。今年2019年最初のワタシのDJイベント「GRC」がきたる20日の日曜日にお馴染み渋谷The Roomにて開催されます。ライブは古いお仲間のお姉さま坂田かよさんのトリオBlue Period。ハーモニカとアコギのサポートもシブイです! 新年会みたいな感じですのでぜひお立ち寄りくださいね!コモエスタ八重樫、藤井悟、他大勢のDJがお待ちしてます。ラテンから昭和歌謡、ロッククラシックまで。お代はこの内容で2000円ポッキリ!今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした!ADIOS AMIGOS!