タヒチ
第1次と第2次の世界大戦のはざまの約20年はヨーロッパ文化の一大爛熟期でした。アルゼンチンで発祥したタンゴがパリを中心に大流行したのもこの時期でした。先覚者ピサーロを信奉し、バンドネオンの名手となったペセンティ、楽団を率い1930年代に素晴ら しい録音を多々遺しました。代表作「タヒチ」「ポエマ」を中心に名演奏がここに勢ぞろい。シニア・ファンならずとも、きっと喜んで頂けるでしょう。
楽曲リスト
DISC1
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1. Serenade Callejera
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2. Lechuza
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3. Como Se Pianta La Vida
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4. Duelo Criollo
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5. Tahiti
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6. Poema
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7. Cheri
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8. Milongueando
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9. Paris..Paris
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10. Arroyito
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11. Pour Un Seul Mensonge
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12. Ressounenance
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13. La Garconne
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14. Lorsque
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15. Le Plus
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16. Je N'ai Pas De Guitare
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17. Tes Bras
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18. Un Voyage Avec Toi
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19. Je Vous Aime Plus Que Tout
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20. Les Yeux Noirs
A.J.ペセンティはフランス・コルシカ生れ欧州人としては珍しいほどのタンゴ感覚を持った人だった。彼の天才的なバンドネオン奏法は、先覚者ピサロやバチーチャの影響を受けアルゼンチン風フィーリングを持っている。レパートリーはアルゼンチン・フランス両国で作曲された名品ばかりだが、とくに「コモ・セ・ピアンタ・ラ・ビーダ」「ドゥエロ・クリオージョ」といったアルゼンチン・タンゴのほか、同期にパリで作られた自作「タヒチ」「ポエマ」「パリス・パリス」や「シェリ」に当楽団の真骨頂が見てとれる。フランス楽団としては珍しいほどの本格的演奏が多々示される。