羨望
ラファエル・カナロは有名なフランシスコ・カナロの次弟で、1925年に兄の楽団とパリで公演し大成功を収めたアーティスト。演奏はたいへん明快で分かりやすく、レパートリーも兄譲りのポピュラー性を持っています。そのレコードは戦前すでに日本コロムビア盤でリリースされていました。
楽曲リスト
DISC1
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1. Llevatelo Todo
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2. Noviecita Mia
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3. Beso Vuestra Mano,Madame
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4. Las Vueltas De La Vida
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5. Sos Bueno,Vos Tambien
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6. Margaritas
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7. A Montmartre
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8. Pero Yo Se
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9. El Que A HierroMata
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10. Il Est Certaines Amours
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11. UneDerniere Fois
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12. Enganame No Mas他
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13. Mais..Si Tu Pars
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14. Resentimiento
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15. Envidia
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16. Pura Milonga
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17. Paciencia
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18. Vieja Amiga
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19. Desencanto
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20. Desconfiable
大御所フランシスコ・カナロの弟でギター・ベース奏者のラファエル・カナロは、1925年の初訪欧以来パリに魅せられ、オルケスタを率い長期間同地でタンゴ演奏活動を続けていた。そのレコードは遠く戦前の時代から日本コロムビアで紹介され、現在のシニア・タンゴ・ファンには大変お馴染みの存在。演奏は明快率直、レパートリーの良さとあいまって、優れたパーフォーマンスが示される。レパートリーは、アルゼンチンの作曲家による作品が多く、特に「ジェバーテロ・トード(シアマレーラ作)」、ペロ・ジョ・セ(マイサニ)」「パシエンシア(ダリエンソ)」「デセンカント(ディセポロ)」あたりが名曲として知られるところ。他に「ラス・ブエルタス・デ・ラ・ビーダ(F.カナロ)」、「エンビディア(カナロ兄弟)」あたりが充実した演奏で魅力的である。