4U
日本が世界に誇るダンス・ジャムバンド、cro-magnonが渾身の4thアルバム、その名も『4U』をドロップ。その音色は、過去のフルアルバム3枚とコンセプトアルバム2枚を咀嚼してこそ成し得た、まさに集大成的な趣。古いのに新しい。コアなのにポップ。スタイリッシュなのに土臭い。クールなのにアツイ。踊れるのにじっくり聴き込みたい。刹那的なのに普遍的。そしてジャズ、ヒップホップ、ファンク、ダブといった様々なボーダー=柵を取っ払ってしまうハイブリッド性。それは心の声に耳をすませ、時に苦しみ、地に足を付け、ただひたすらに“気持ち良い音”をクリエイトしてきたからこその到達点。ジャンルも時代も軽やかに飛び超える、まさしく“超ダンスミュージック”な全13曲。
楽曲リスト
DISC1
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1. Introduction
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2. ERA 002
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3. Swinger Than Doubt
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4. Hyponotized
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5. PUSH! Feat. TWIGY
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6. Hummin’
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7. Nasty Rock(仮)
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8. (4 the)Love I Need
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9. Acid Typhoon
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10. Ana feat.IZPON(KINGDOM☆AFROCKS)
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11. Midnight Magic feat.Roy Ayers
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12. Walkin’
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13. Tokyo Times feat.三宅洋平
リードトラックでは、何とあのジャズ界の巨匠でビヴラフォン奏者のロイ・エアーズが参加!!!!!!その他客演陣も、三宅洋平(犬式)、日本屈指のラッパーTWIGY、元晴&タブゾンビ(ソイル&”ピンプ”セッションズ)、IZPON(KINGDOM☆AFROCKS)などが参加。
イエス・キリストが誕生してから2000年余。ダンス共和国では様々な種族が暮らしていました。ヒップホップ人、ハウス人、ジャズ人、レゲエ人、ダブ人、ファンク人……。共和国の人たちにとって唯一の生業といえるのが、“踊る”こと。各種族ごとに決まった踊りを踊るのがならわしとなっていました。そこへどこからともなく現れたのが、cro-magnon人という名の3人組。彼らの踊りは決してどこにも分類することのできない、まさしく亜種であり新人類でありました。人々はどうにも戸惑ってしまいます。どの種族が引き受け、どこに住まわせるか。うちの種族だと強く主張する人も入れば、中にはうちではお断りと言う人もいました。それでもcro-magnon人たちは、自分たちの信じる踊りを踊り続けます。そして彼らはどんな時でもあらゆる種族への、あらゆる先祖への敬意を忘れませんでした。
そうして時は2009年。遂にcro-magnon人は、誰からも愛される、誰にも真似のできない素敵な踊りを完成させたのでした。共和国ではいま、居住区を区切る全ての柵を取っ払ってしまおうかという話し合いが、ちょうど始まったところです……。