天国の門番 Tengoku no Monban
小さきもの儚いものへの限りない愛を歌う、シンガー・ソングライターのむらゆうこが、COVIT19によるパンデミックを経て、ほんとうに大切なものは懐かしい人々と共にあったことを伝える心温まる作品集。演奏陣は国内外で活躍中の真弓ストルツェンベルガー河田、元橋夏実、コーラスの高橋和夏子など音楽一家総出演のハートウォーミングな布陣。更にはCDをプロデュースした吉川正夫のカナデオン演奏も加わり、のむらの清らかな歌声と溶け合い珠玉のアルバムとなった。録音は元ソニー・ミュージックエンタテインメントの今野敏博。
楽曲リスト
DISC1
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1. 永遠の夏休み
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2. 家族の神話
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3. 我が心の井の頭線
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4. 虹の橋のMichael
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5. 風の電話
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6. 天国の門番
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7. 歳をとるって素敵だな
COVIT19による脅威が去ろうとしている爽やかな季節に、のむらゆうこのヒーリング・ヴォイスが珠玉のミニアルバムとなって帰ってきた。高評価だったファーストアルバム発売から12年、今回は全作品がのむらの作詞作曲、ジャケット本案も手がけたという、まさに「のむらゆうこの小宇宙」ともいえる作品集。演奏はクラシックの世界で活躍中の姪、真弓シュトルツエンベルガー河田(Vn)と元橋夏実(Vc)が勤め、のむらの恩師吉川正夫はアレンジ、ピアノや懐かしい響きのカナデオン演奏で楽曲の中心を支えた。
タイトル曲「天国の門番」は、此の世で罪を贖わずに天国にやってきた人間を門前払いする門番(キリストの使徒ペテロ)が主人公。シニカルかつユーモラスな歌詞をクラシック風なメロディーに乗せたのむら作品の真骨頂。高橋和夏子の天使のコーラスが愛らしい。他に岩手県大槌町の「風の電話」や懐かしい人や場所への想い、旅立った愛猫との約束など、私たちの胸の奥のノスタルジックな思いを蘇らせてくれる歌の数々に温かい涙が流れる。元ソニー・ミュージックエンタテインメントの今野敏博が録音担当。