マンボ・アラウンド・ザ・ワールド MAMBO AROUND THE WORLD

●ティト・プエンテの楽団に在籍していたこともあるサックス／フルート奏者、スティーブ・サックスが、旧知のピアニスト、ジョナサン・カッツに、ベースの伊藤寛康（元オルケスタ・デ・ラ・ルス、グルーポ・チェベレ）、パーカッションの佐藤英樹（オルタスタ・デル・ソル、グルーポ・チェベレ）と鈴木義郎（オルケスタ・デ・ラ・ルス）という、いずれ劣らぬ腕利きたちを集め、バンドを結成しました。
●本作は、そんな彼らが、日本から世界へと向け発信するファースト・アルバム。ユニット名にも冠せられたマリオ・バウサ作によるラテン・ジャズの大スタンダード・ナンバー「マンボ・イン」に始まり、ショパンの曲から、エルトン・ジョンやビートルズのポップ・ナンバー、日本の童謡「海」、ジャズ系ではジャンゴ・ラインハルトの名曲などなど、軽快且つ、バリトン・サックスなども活かしたムーディーなラテン・ジャズ・サウンドにアレンジし、聴かせてくれます。まさしく、“マンボ・アラウンド・ザ・ワールド”！　
●その洗練されたサウンドとアレンジは、メンバー個々のラテン・ジャズ偏差値の高さを十二分に示していると言えそうです。