伝説のバルカン・キング SABAN
- アーティスト
-
シャバンSABANモスタル・セヴダ・リユニオンMOSTAR SEVDAH RIUNION
- レーベル
- BEANS RECORDS
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2008/02/10
- 品番
- BNSCD8846
- 税込価格
- 3,080円
- ジャンル
- バーコード
インドの故ネルー首相、インディラ・ガンジー父娘に「ロマ(ジプシー)音楽の帝王」と賞されたセルビア人、シャバン・バイラモヴィッチ。彼は64年のデビュー以来700に及ぶ曲を作り、20枚以上のアルバム、50枚のシングルを発表してきました。若くして軍隊を脱走しその後監獄行きになるなど、まるで、エミール・クストリッツァの映画の中から抜け出てきたかのような彼の人生は、本物の波瀾万丈とはいかなるものかを教えてくれます。ロマ(ジプシー)音楽の絶対的な帝王にして生きた伝説が、どこまでも深い圧倒的な「声」、時にユーモラスでさえある独特な「歌い回し」を露わにしてくれると言えましょう。そんなシャバンの最新録音盤の登場です。バックはもちろんモスタル・セブダ・リユニオン!脅威的な演奏をバックに信じられないような唄を聴かせてくれます。さすがはロマ(ジプシー)音楽の絶対的な帝王にして生きた伝説、シャバン・バイラモヴィッチ。この声は、唄の凄さはなんなんだ!と一度聴いてしまったら絶対にハマります。かたまります。ある意味、「王子さまにはじめて出逢ってその場で身動きできなくなってしまった御姫さま状態」、とでも言いましょうか(笑)。聴くモノの魂をわしづかみする深く、人生の傷がふかく刻まれた渋い声です。乱用危険、の感じもしますがとにかく圧倒されます。「シャバン・ファンク」とでも称するべきか、5曲目はかなり強烈なトランス・ミュージックです。恐らく2008年にリリースされる全ての曲の中で最も素晴らしい曲と私は勝手に決めています。とにかく聴いてもらいたい!アコーディオン、ヴァイオリン、そして必殺仕事人を思わせる泣きのトランペット(コチャニ・オーケスターのリーダー)も見事の一言!昭和歌謡かの如きサウンド、全国飲食店経営の方にも大推薦!冬の寒い夜、田舎の駅、レールの上で機関車と旅客車が連結するときの、あの「ガッシャーン」という悲しみに近い音。勝新太郎、小林旭・・・・・本当の男の唄の世界がここにはある。