ボーダーライン BORDERLINE
- アーティスト
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ラリー・ハンコックLARRY HANCOCK
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2007/01/24
- 品番
- VSCD319
- 税込価格
- 2,860円
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. BORDERLINE
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2. TIME OUT FOR LOVE
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3. TOO MUCH
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4. AFTER ALL THIS TIME
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5. SWEAT HARD WORK
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6. SWEET PERSUATION
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7. I CAN FLY
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8. OUTSIDE LOOKING IN
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9. A UNIVERSAL LANGUAGE
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10. CELEBRATE LOVE
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11. WE NEVER CALLED IT LOVE
■S.O.U.L.?TRUTHからソロ・シンガーへ\\r
オハイオ出身のラリー・ハンコック、リオ・グリーンら4人組グループ「トゥルース」。デビュー・シングル「COME BACK HOME」はラリーとリオの激しいまでの掛け合いでソウル・ファンの間ではマスト・アイテム。(ラリーはファンク・ファンに人気のS.O.U.Lでヴォーカル/キーボードも担当していた)その後アルバムを1枚リリース。(この時点で既に抜けていたメンバーを中心に結成されたのが、数年前新作、過去のシングル作品などがCD化され話題を呼んだ「IMPERIAL WONDERS」)。その後シングルを1枚リリースするもトゥルースは解散。グロリア・ゲイナーの「I WILL SURVIVE」の制作にも関わっていたフランス人プロデューサー/コンポーザーのYVES DESSCAに声をかけられ、フランスからリリースされたアルバムがこの「ボーダーライン」。フランス原盤ということで入手困難なお宝アルバムに。
■トゥルース時代からラリー達がもっとも影響を受けたと思われるのは、同じオハイオ州出身のオージェイズ(エディ・リヴァートとラリーはいとこ同士)であろう。そのオージェイズのウォルター・ウィリアムスを艶と伸びがあり少しハイ・トーンにした感じがラリー・ハンコックだろうか。80年代後半ということと、フランス人プロデューサーの手によることで、ラリー本来の熱いヴォーカルを内に秘めつつもモダンな作品に仕上がっている。
■ラリーの本領発揮のダンサー「BORDERLINE」、ピーボ・ブライソンのそれを彷彿とさせるデュエット・ナンバー「TIME OUT FOR LOVE」、お相手を務めるのはRCA,MOTOWNでアルバムもあり、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストンらのアルバムにも参加しているアルフィ・サイラス、軽やかなグルーヴィ・チューン「TOO MUCH」、スケールの大きい感動的なバラード「.I CAN FLY」、同タイプの「A UNIVERSAL LANGUAGE」、曲の良さとラリーのヴォーカルの熱さが光る本作品中、1、2の聞き物のミディアム・ダンサー「SWEET PERSUATION」など。さらにボーナス・トラックとしして収録されているのは、デヴィッド・フォスターらによる作品「WE NEVER CALLED IT LOVE」(元シャンペーンのポーリー・カーマンがキャリン・ホワイトとデュエットしていた曲のカヴァー)。フォスター作品らしい壮大なバラード・ナンバーに仕上がっている。本作品の存在をかねてから知っているコアなソウル・ファンは当然のこと、往年のブラコン・ファン、AORファンが聴いても虜になること請け合い。レアなだけで内容が伴わない作品が多い中、内容も素晴らしい名盤。