ソルスティス(生産限定紙ジャケット仕様) SOLSTICE
- アーティスト
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ソルスティスNULL
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/02/22
- 品番
- VSCD2355
- 税込価格
- 2,750円
- ジャンル
- サブジャンル
- RARE GROOVE / JAZZ GROOVE
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. EXPECTATION
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2. JOY IN THE NIGHT
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3. GHOST TOWN
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4. MEN FROM MARS
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5. LITTLE GIRL
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6. REALIZATION
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7. FLOATING (Bonus Track)
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8. TWO ROADS (Bonus Track)
■近年レア・グルーヴという現象のなかで、DJ、リスナー、レコード・ショップなどに高く支持されてきた作品の筆頭で、長年CD化が待たれてきた作品の一枚。
■ソルスティスを構成するミュージシャンは、みな若者が中心となっている。トランぺット/キーボードのジム・ガウゼアはこのとき、隣州アイオワの音楽大学の学生だった。サックスのデヴィッド・ライトは、ティム・プレザントの高校時代の友だち。シンガーのブルース・ヘンリーは、そのデヴィッドの肝煎りで仲間になったらしい。以上、こうしてメンバーをそろえたソルスティスが正式にスタートしたのは1975年。その翌年にキーボードのリンが離脱し、代わりにベーシストのジェイ・ヤングが参加する。
■強靭なリズム・パートとインテリジェンスなコンポジションがもたらす鮮やかなコントラスト、というのとは違う。内陸部の都市を象徴する人種的環境が自然なかたちでバンドにも表れている、というのがなにより魅力的なのである。オープニングのインスト「Expectation」にも、そうした一面が表れているような気がする。ジョンが作曲し、そのジョンとデヴィッドのソロがテーマを描く双方のコンビネーションに、深いリレーションシップを垣間見せるものがある。ブルースのヴォーカルをフィーチャーしたM2「Joy In The Night」は疾走感のあるジムの作曲。M5「Little Girl」、M6「Realization」でも彼の声が楽しめるが、近年のソロを聴いてもわかるようにブルースの声質は黒人特有の荒削りな感じがない。温かみのあるクリアな質感を持っていて、バックの多彩なアプローチにも無理なく溶け込む。ディープ・ファンク・マナーのM4「Men From Mars」はレア・グルーヴ再評価のきっかけになったものだが、この「Realization」もファンキーなヴォーカル・ナンバーとしてダンス・フロアを鮮やかに演出してくれそうだ。M7「Floating」にもブルースは参加するが、これとラストの「Two Roads」はいずれもライヴ録音。今回のCD化にあたって発掘された、うれしいボーナス・トラックである。
(ライナー・ノーツより抜粋)