そばに君がいれば SOBANI KIMIGA IREBA
- アーティスト
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ジャビーJABBEE
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/09/19
- 品番
- VSCD3123
- 税込価格
- 2,750円
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. new song
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2. 冬空
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3. 愛のために
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4. 風が強い日
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5. 雨上がりのふたり(instrumental)
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6. かえりみち
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7. 追憶
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8. 誘惑
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9. 雨上がりの二人
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10. MUSIC
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11. そばに君がいれば
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12. 悲しみが消えるまで
■90年代はロック・バンド、ライムスを率いていたキクチ シゲル。その当時の中央線サーキットで活動するミュージシャンを集めたコンピレーション『ワンステップ・ビヨンド』(98年/バンダイ)に「茨の道」を収めているが、このアルバムには他にもシャバグッチーズ(エビ天グランプリ)、カリフラワーズ(現モアリズム)、イノトモといった逸材が多数参加していた。実際に前後してデビューを果たしたり、バイ・プレイヤーとして頭角を表わしていった面々(MISIAバンドの種子田健、SUPERFLYサポートのマツ吉、細野晴臣ほか多方面で活躍する伊賀航、etc.)を考えると、さしずめ70'Sアメリカ西海岸やシカゴ・ソウル辺りのシーンにも似た様相を呈していたと言える。
そんなバンド仲間達と切磋琢磨し、腕と感性を磨いてきたキクチ シゲルはライムス解散後、エレキをアコギに持ち替え、じっくり腰を据えて歌物に取り組み始める。ソウル、ロック、ブルース、フォーク、レゲエ、ジャズを礎とする「ルーツの見えるポップ・ミュージック」を追い求めながら、JabBee(ジャビー)として2008年までに4枚のアルバムを自主制作。ちなみにJabBeeというアーティスト・ネームには、モハメド・アリの言葉「蝶のように舞い蜂のように刺す」をヒントにした「聴く者の心にチクリとジャブを打ち込む」(Jab+Bee)という意味が込められている。
そしてこの度、最も幅のある音楽性を持つ会心作『そばに君がいれば』を完成!気心しれたバンド・メンバーの演奏もいよいよ堂に入って素晴らしく、曲ごとに奥行きと様々な彩りを添えている。
・八木橋恒治(g):ジャイヴ・バンド、ボガルサのギタリストで、ジェントル久保田(在日ファンク)率いるビッグバンドジェントル・フォレスト・ジャズ・バンドのメンバーでもある。他にも今野英明(ex..ロッキングタイム)のサポートなど、多方面で活動中。
・津田悠佑(b,perc.):西アフリカ・マリ共和国での音楽修業後、帰国して様々なアフリカン・バンドに参加。劇団四季ミュージカル『ライオンキング』のパーカッションも務めている。
・増田“GATZ”修(ds,perc):2002年当初はバンドだったJabBee結成時からのドラマー。自身のベンベナッツほか、様々なバンドやミュージシャンのサポートでも活動中。
・ladyeria(vo,ts,cl):カリフラワーズのホーン・セクションを大山秀樹と共に支えてきた紅一点。西川美和監督の映画『ゆれる』のサントラでも印象的なテナー・サックスを聴かせている。ソロ・アルバムも2枚あり、ボガルサにもクラリネットで参加。
・大山秀樹(tp):ex.カリフラワーズ。串田アキラ、細川たかしといった大御所のツアーにも参加している。
水を得た魚となったJabBeeは、カーティス・メイフィールドからジャック・ジョンソンまでを貫く新しきソウルの光を浴びながら、スモーキーで大らかな歌声を甘く切なくホロ苦く響かせていく。そのザラついているのに艶っぽい芳醇さが、今の彼ならではの持ち味。ボトムの据わったミドル・テンポ・グルーヴの中で、どうぞ御賞味、御心酔ください。
シガレット&スモーク、そしてビター・スウィート・ラヴ。
ゆったりしたグルーヴに身を任せて耳を澄ませば、確かに聞こえてくる愛のゆくえ。
月が満ちるように味わい深さを増していく、甘く切なくホロ苦いフォーキー・ソウル・ミュージック。
そう、これがJabBee a.k.a.キクチ シゲルという希代のソウルフル・シンガー・ソングライター、満を持してのマスター・ピースここに完成!