PASTORAL
- アーティスト
- 青野りえ
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2017/10/18
- 品番
- VSCD3197
- 税込価格
- 2,546円
- ジャンル
- サブジャンル
- CITY POP / AOR / LightMellow
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. PASTORAL
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2. prelude
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3. On the Radio
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4. Love Always
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5. 大桟橋
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6. 晴海通り
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7. ゆりかもめ
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8. チェルシー
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9. 夕さり
AOR 発祥の名盤『イタリアン・グラフィティ』について、「カーペンターズのようなポップ・ミュージックに、もっと大人っぽいサウンド、つまりジャズやソウル・ミュージックのエッセンスを加えてみたら…」とニック・デカロ本人が言及したというコンセプト。それはこのアルバムにも、そっくりそのまま当てはまるのでは。そして、カレン・カーペンター、リタ・クーリッジ、リア・カンケル、ルーマーといった長く愛され続けるタイプに共通する、可憐さと大人っぽさが同居している無垢な歌声--- 青野りえも間違いなくその歌声の持ち主なのです。亀淵友香のゴスペル・グループ The Voices Of Japan在籍時、和田アキ子のバックで紅白歌合戦の舞台に立ち、世界的アコーディオン奏者 cobaの「テクノキャバレー」では木の実ナナ、中村有志、戸川純らと共演。さらにシティ・ポップ・デュオ aoyamaを結成してアルバム『月を読む』をリリースしつつ、沖井礼二( ex.Cymbals/TWEEDEES )のソロ・プロジェクト FROGにゲスト参加。現在はアメリカン・ロック系のバンド、青野りえ &hums で活動する傍ら、多岐に渡るアーティストのバック・ヴォーカルや CMソングで安定した実力を発揮しているところから、まさに“平成の伊集加代子”とでも呼びたい逸材シンガーです。いよいよ満を持してのソロ・アルバム・リリースの運びに。
そんな彼女の魅力を余すところなく、また過不足なくすくい上げているのが、作曲・プロデュースの関美彦。
自身も盟友・曽我部恵一のプロデュースで名作を残してきているシンガー・ソングライターで、その確かな手腕?バート・バカラックの末裔でデヴィッド・ゲイツの甥でもある稀代のメロディー・メーカー?が十二分に活かされています。思い付き映画で例えるなら、『バック・コーラスの歌姫たち』からソロ・シンガーとして引き立てるのに、『グッバイガール』のニール・サイモン的手法を使ったみたいなところでしょうか。演奏は、関美彦&イージー・ピーセズのメンバーとして長い付き合いの仲間達にして、今や細野晴臣から星野源、流線形まで、それぞれ音楽シーンで広く活躍している面々--- 伊賀航、北山ゆう子、山ノ内俊夫。ジョー・ママ?セクション?キャラメル・ママの流れにあるような、シンプルながらもセンスの良いプレイゆえに素晴らしく印象に残るというバッキングで歌の世界を広げています。そして、新世代シティ・ポップの旗手として注目を集めているブルー・ペパーズの井上薫がキーボードで参加&楽曲提供しているのも嬉しいところ。新たなエッセンスとして輝きを添えています。というわけで、ゆるふわながらもじっくりコトコト、しっとり心に浸みてくるピュア・メロウなアルト・ヴォイス。大切な時間をこのアルバムと共に、ごゆっくりお楽しみください。
大切な時にそっと寄り添ってくれるスウィートハート・ヴォイスを、稀代のメロディー・メイカー関美彦が麗しくプロデュース。