カントリー・キャビン・ジャズ COUNTRY CABIN JAZZ
1950年代の西海岸カントリー・シーンで大活躍したエレキ・ギターの凄腕、ジミー・ブライアントの代表的なカントリー・ジャズ・アルバムのCD化。驚異の早弾きジャズ・ギターが聴きどころ。本盤は、ジャズをイメージさせるカントリー・ギター・アルバムとして高い評価を受け、また悶絶のギター・テクは、後に誕生するサーフィン・インストに大きな影響を与えた。ロックでお馴染みアルバート・リー、ダニー・ガットン、ジェイムズ・バートンなどにも少なからず影響を与えている。本作は、『幻の名盤』としても有名。
楽曲リスト
DISC1
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1. FRETTIN' FINGERS
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2. THE NIGHT RIDER
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3. DEEP WATER
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4. JAMMIN' WITH JIMMY
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5. WHISTLE STOP
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6. STATOSPHERE BOOGIE
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7. PICKIN' PEPPERS
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8. PUSHIN' THE BLUES
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9. ROLLING SKY
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10. YODELING GUITAR
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11. BRYANT'S BOOGIE
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12. HOMETOWN POLKATOTAL TIME
■01:Frettin' Fingers
カントリー・ジャズに相応しい素晴らしい演奏。ジミーのギターとスティール・ギター・アンド・ピアノとのバトルが聴きどころ。
■04:Jammin' With Jimmy
軽快なジミーのジャズ・テイストのギターさばきが素晴らしい。ステファン・グラッペリ風味のジャズ・ヴァイオリンもジミーが弾いている。
■06:Stratosphere Boogie
フェンダー製ギターのモニターを務めたジミーだけあって、このギターの特性を熟知した豪快な演奏が素晴らしい。彼の代表作として有名。カントリー・ジャズの傑作。\r
■07:Pickin' Peppers
ここでも凄腕ギターマンとしての顔が見え隠れする。超テクの早弾きギターがビリー・ストレンジのリズム・ギター、ロイ・ハートのドラムスに乗って大爆発。
★プロフィール
1950年代の西海岸カントリーの牽引者。1925年に生まれ、1980年この世を去った伝説のカントリー・ギター巨人として語られている。カントリー・ギターにジャズ風味を加えた先駆者としてキャピトル・レコードのカントリー歌手、ジャズ歌手たちの録音に参加。スピーディー・ウェストとカントリー・コンボを結成して、ホットなインスト録音が話題を集めた。バック・オウエンス、ロカビリー・ギタリスト、サーフィン・ギタリストなどにも大きな影響を与えた。
■原盤 米CAPITOL
■解説 鈴木カツ