ビッグ・ブライト・ストリート BIG BRIGHT STREET
楽曲リスト
DISC1
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1. NOTHIN' IZ NEW
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2. LOVE SONG
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3. BIG BRIGHT STREET
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4. THE STAR
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5. THE MOTHMAN SAMBA
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6. THE MOONE TOONE
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7. THE DRIVER
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8. COLD AND SILVER MOMENT
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9. VALLEY OF THE MUSIC
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10. THE CIRCLE SONG
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11. ONLY IN AMERICA, JIM
■デビュー作品は、ロビー・ロバートソンが描く色褪せたモノクロ写真をイメージさせるトラック作りだった。このセカンド盤は、サイモンがマルティネスの意見を取り入れた観が強く、アルバム表\\題からも分かるようにストリート・ミュージック(ワイルド・サウンド)感覚を意識したトラック作りが特徴。もちろん甘く切ないダミ声は健在。味わい深いビターなヴォーカルが、ここでも軽やかにビートにのって本領を発揮する。
■01「Nothin' Iz New」は、ジャイヴ感覚あふれるダミ声ヴォーカルが最大の魅力。ポップスとオールド・ジャズをブレンドしたジョン・サイモンのアレンジが最高。03「Big Bright Street」は、アルバム表題となった作品。女性コーラスを配したソ\\フト・ロック風味の小洒落た録音。04「The Star」は、エルヴィスのサン録音代表作「ミステリー・トレイン」を彷彿させるロックンロール=R&Bといってよい。05「The Mothman Samba」は、サンバのリズムに乗った軽やかなヴォーカルが心地よい作品。本盤のキラー・チューン。06「The Moone Toone」は、イントロに雷のSEを配したドラマティックな作品。ワイルドなスモーキー・ヴォーカルが冴え渡る。07「The Driver」は、ホーン・セクションを配したニューオーリンズ風味のロックンロール作品。間奏のギター・ソロも聴きどころ。08「Cold And Silver Moment」は、畏友ボブ・ドロー作品を彷彿させるジャズ風味の作品。1950年代、ニューヨークの夜を焦がした“クール・ジャズ”をイメージしたのか…。ラテン・ポップスの香りが漂う09「Valley Of The Music」も捨て難い作品。1960年代に流行ったフォーク・リヴァイヴァルで活躍したフォーク歌手の佇まいが漂う10「The Circle Song」は、ボブ・ディラン作品に触発された観が色濃い作品。ラスト曲11「Only In America, Jim」は、ブラスを効果的に使ったドクター・ジョンのニューオーリンズ録音を連想させるワイルドなヴォーカルが印象的。