アイリーン・アットマン IRENE ATMAN
- アーティスト
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アイリーン・アットマンIRENE ATMAN
- レーベル
- ナリド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2008/01/23
- 品番
- NACD3247
- 税込価格
- 2,860円
- シリーズ
- She's So Jazzy Collection
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. SUMMER ME, WINTER ME
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2. SHALL WE DANCE
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3. IF I LOVE AGAIN
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4. THAT'S ALL
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5. THE VERY THOUGHT OF YOU
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6. THE NEARNESS OF YOU
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7. IF I WERE A BELL
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8. WHAT ARE YOU DOING THE REST OF YOUR LIFE
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9. LES PARAPLUIES DE CHERBOURG
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10. SIMPLE LIFE
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11. THE SHADOW OF YOUR SMILE
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12. MY FOOLISH HEART
■7歳になるまでに父親のコレクションである、トニー・ベネット、フランク・シナトラ、ドリス・デイ、ペギー・リーらのレコードを聞き、その洗練された魅力のとりこになっていたというアイリーン・アットマン。それらのレコードに併せ、両親が「今夜はおしまい」と言うまで、繰り返し歌い続けていた。ピアノも本格的に習い始めるものの、ヴォーカル・レッスンを正式に受けたことはなく、偉大な先人達の歌から学んだという。中でもジュディ・ガーランドとローズマリー・クルーニーからの影響は大きいと語る。19歳の時、トロントの有名なビッグ・バンド、スタン・ヒルツ・オーケストラに参加。その後、ニュー・オーリンズに渡り、2年間スチーム・ボートでのステージを勤める。トロントに戻ると、トニー・ベネットとの共演をを果たしたり、CBCラジオにも頻繁に出演して来た。こうしたキャリアを積み、辿り着いたファースト・アルバムが本作品。
■ジャズ・ファンなら聞きなじみのあるスタンダード・ナンバーが、ずらりと並ぶ本作品。幕開けはミッシェル・ルグラン作、日本では未公開の映画『THE PICASSO SUMMER』のテーマ・ソング「SUMMER ME, WINTER ME」。バーバラ・ストライザンドのレパートリーでもあるが、彼女の歌声とかぶって聞こえるほど。ヴァースから歌い出される「THE SHADOW OF YOUR SMILE」や「MY FOOLISH HEART」といったバラード・ナンバーでのリッチかつ温かみのある歌声、高音の伸び、スケールの大きな安定した歌唱力は目を見張るものがある。一方、クラリネットが良い味を出している、日本では知らぬ人はいないであろう「SHALL WE DANCE」や気持ち良さ気にスウィングする「SIMPLE LIFE」も捨てがたい魅力がある。そしてまた、フランス語で歌われる[LES PARAPLUIES DE CHERBOURG(シェルブールの雨傘)」も聞き物。決して派手さは無いが、その安定した歌唱力で長く愛聴出来るスタンダード集。