去れよ、去れよ、悲しみの調べ SAREYO SAREYO KANASHIMI NO SHIRABE
- アーティスト
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梶芽衣子MEIKO KAJI
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2005/06/15
- 品番
- VSCD3471
- 税込価格
- 2,860円
- シリーズ
- ウルトラ歌謡探偵団
- ジャンル
- サブジャンル
- SOFT ROCK/女優
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. 〜新しい日々〜
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2. 舟にゆられて
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3. 不思議ね
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4. うつろな風のある日
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5. 別れ話なんか
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6. 雨の夜あなたは
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7. この新しい朝に
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8. 南風
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9. 〜旅(セリフ)〜
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10. 秋
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11. 朝の感情
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12. 〜七日間(セリフ)〜
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13. とりとめもない思い
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14. 〜元気よ(セリフ)〜
■梶芽衣子・・・1947年3月24日、東京生まれ。1965年に映画デビュー。70年に梶の人気を決定付けた『野良猫ロック』シリーズに主演する。そして72〜73年には梶主演映画の中で最も人気の高い『女囚さそり』シリーズが作られる。同じ頃『銀蝶渡り鳥』シリーズ(72年)、『仁義なき戦い 広島死闘篇』(73年)、『修羅雪姫』シリーズ(73〜74年)、勝新太郎、高倉健と共演した『宿無』(74年)などに主演し、任侠映画/劇画時代の寵児となっていく。又、テレビ・ドラマでは『同棲時代』(73年。共演・沢田研二)、『大江戸捜査網』(70〜74年。主演・杉良太郎)、『寺内貫太郎一家』(74年)に出演している。その後も『曽根崎心中』(78)などの作品に出演するが、徐々に映画からテレビへと活躍の場を移し、80年代以降は2時間ドラマや、『花嫁衣裳は誰が着る』『アリエスの乙女たち』などの大映ドラマ、『鬼平犯科帳』などに出演した。そして世界的に大ヒットしたクエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』(Vol.1&2/2003〜04年)が、『修羅雪姫』をモチーフにして作った作品であること、そして「怨み節」が使われたことによって、梶芽衣子人気が若い世代を中心に沸騰。その勢いは海外にまでも及んでいる。
■去れよ、去れよ、悲しみの調べ・・・梶芽衣子というと「怨み節」(『女囚さそり』シリーズ)や「修羅の花」(『修羅雪姫』シリーズ)などの主演した映画の主題歌を歌い、演歌のイメージがある。しかし本作「去れよ、去れよ、悲しみの調べ」は、梶芽衣子のさわやかであり哀しげな歌声と豪華作家陣による素晴らしい楽曲による、全編にわたりどことなく寂しさを感じさせつつも最後には暖かい気持ちになれるソフト・ロック歌謡の隠れた名盤であり、一人の女性が恋をして別れを経験し自ら立ち直ってゆく心情を物語ったインストで始まりセリフで終わるコンセプト・アルバムでもある。そういった内容やアルバム・ジャケット等のビジュアルを含んだトータル作品として見ても、一般的な梶芽衣子の怨念/執念/「怨み節」といった演歌的、「和」なイメージとは違った、良い意味で我々の固定概念を裏切る、新しい魅力を感じさせるアルバムだと言えよう。
そして豪華な作家陣、ミュージシャンが参加していることも本作の大きな魅力の一つで、あの松任谷正隆が編曲で2曲、そしてミュージシャンとしても参加。作詩には歌謡曲界の大御所、なかにし礼が3曲。作曲にはかまやつひろしが2曲、大野克夫が3曲提供。他にもアルフィーや小泉今日子、山口百恵などの編曲をしてきた矢野立美。ムーンライダースのオルガニストして出発し、井上陽水、矢野顕子、吉田美奈子などをプロデュース・曲提供している矢野誠。浜田省吾のプロデューサーとして知られる水谷公生が参加。そしてフォーク・シンガーやジャズ・ミュージシャンからNHK交響楽団員まで幅広いミュージシャン、さらにコーラスには70年代歌謡曲の数々をバックで支え、現在ではクラブ/サバービア系にも熱い支持が持つ、伊集加代子率いるシンガーズ・スリーが参加している。
【紙ジャケット仕様】