Jin
- アーティスト
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桐ヶ谷仁JIN KIRIGAYA
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2003/05/10
- 品番
- VSCD3802
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- ジャパニーズ・シティ・ポップ・コレクション
- ジャンル
- バーコード
■松任谷正隆氏の全面プロデュースによる桐ヶ谷 仁の名作サード・アルバムが待望の初CD化。遠い夏のときめきを鮮やかに呼び覚ます、これぞJINワールドの決定版!
楽曲リスト
DISC1
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1. 海辺の町
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2. 静かだね
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3. テールライト
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4. 君をつれて
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5. LIGHT & SHADE
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6. 暮れ色の媚薬
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7. あいたいよ
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8. 波
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9. DEPARTURE
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10. 誰よりも
■シンガー・ソングライターとしての仁さんの魅力はと言うと、それはとびきりジェントルでゆるやかなメロディにあると思います。例えるなら、人影もまばらになった秋の海辺を、好きな人とただ黙って歩いているような、そんな感じ。そんな\\\\\"仁さんらしさ"が最も発揮されているのが、この通算3作目の『JIN』(83年)だと思います。アレンジは松任谷正隆氏(個人的には本作が氏の数あるアレンジ作品の中でもベストだと思っています)。作詞に吉田美奈子、コーラスに須藤薫が参加したメロウ・グルーヴ・チューン「LIGHT&SHADE」のようなシティ・ポップも水準以上の出来ですが、それ以上にオススメしたいのがミディアム・スロウの「波」です。最近はカフェやラウンジでボサノヴァがブームですが、まるで Antonio Carlos Jobim や Marcos Valle などを想起させる曲調は、今の時代の空気にもすんなり溶け込み、心地良いヴァイブレーションを感じさせてくれます。この曲を聴いて、真っ先に思い出したのが、加藤和彦さんの『Gardenia』(78年)。いずれも、ボサノヴァからの影響を無理なく消化したジャパニーズ・ポップスの秀作だと思います。