ファイン・ライン(生産限定紙ジャケット仕様) A FINE LINE
- アーティスト
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マーク・トンプソンMARK THOMPSON
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/04/25
- 品番
- VSCD5040
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- BIGPINK
- ジャンル
- サブジャンル
- SSW
- バーコード
米コロラド州デンバー出身のリリジャス/AOR系シンガー・ソングライター、マーク・トンプソンが、自主制作でリリースしたファースト・アルバム。(オリジナル・リリース:1981年)
楽曲リスト
DISC1
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1. A STRANGER'S WHT YOU NEED
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2. THE ONLY ONE
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3. THROUGH THE FLOOR
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4. THERE'S A PLACE IN THE WORLD
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5. THE WIDE MISSOURI
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6. BIRD OF PREY
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7. THE RIGHT WORDS ANYMORE
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8. BAD ONE
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9. I SAW THE WIND
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10. COME WALK WITH ME
■リリース年からすると、60年代後期から70年代初頭にかけての西海岸ロックやシンガー・ソングライター・アルバムといった雰囲気も濃厚。曲によっては西海岸に活動の拠点を移して以降のヤング・ブラッズが演じていたようなメロウなフォーク・ロックといった趣もある。ひとり多重録音によるヴォーカル・ハーモニーも「あの時代の感覚」を蘇らせてくれるようにどこか懐かしい。78年12月8日、凶弾に倒れたジョン・レノンを追悼するように、世界中の多くのアーティストがそれぞれの喪失感を歌に託した。そんな時代感覚を呼び覚ますのが[3]。トンプソンにとって、いかにジョン・レノンというミュージシャンがかけがえのない存在であったかが痛いほど伝わってくる、心に染み入るような傑作バラードだ。この曲の雰囲気が他の曲にも浸透するかのように、アルバム全体がどこか物思いに沈むようなメランコリックさによって彩られている。レコーディングは1971年の4月から6月にかけて、コロラド州北部のボールダーにあるネヴァー・サマー・プロダクションズ・スタジオ(おそらくトンプソンの個人スタジオ)、プロデュースもエンジニアも本人が手がけている。参加メンバーのうち、マーティ・プルマン(ピアノ)、マーク・ヴァンダーブルック(ベース)、ブルック・ブレア(エレクトリック・ギター)の3人は、カール・フィンク(ドラムス)を加えて、次のセカンド『オープン・ウィンドウズ・エンプティルームス』(82年)にも参加している。