マン・オブ・フュー・ワーズ (生産限定紙ジャケット仕様) A MAN OF FEW WORDS
- アーティスト
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カール・オルセンKARL OLSEN
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/08/22
- 品番
- VSCD5058
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- BIGPINK
- ジャンル
- サブジャンル
- SSW
- バーコード
米ミネソタのSSW、カール・オルセンの唯一の自主制作アルバム(オリジナル・リリース:1977年/Private Label)
楽曲リスト
DISC1
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1. A MAN OF FEW WORDS
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2. JUST AS LONG AS YOU'RE HERE WITH ME
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3. AN OPEN DOOR
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4. ONCE AGAIN, I'LL DREAM
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5. MY PRAYER TO YOU LORD
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6. TOO MANY NIGHTS I'VE SPENT ALONE
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7. AWARE OF BLIND
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8. WE CAN LEARN
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9. GIVE IT ONE MORE TRY
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10. CRYSTAL STORM
■レコーディングはミネアポリスのムーン・サウンド・スタジオ。そのアルバム・タイトルやジャケットに映し出される本人の姿からは、ちょっと暗めの歌をイメージしてしまいそうになるが、内容はいたってポップで、さらにそこにはアーティスト本人のパーソナリティから滲み出てくるような人間的なぬくもりと上質のメロディがある。それはミネソタ/ミネアポリスのシンガーたちに共通するテイストでもあるが、その物腰の柔らかなハイトーン・ヴォイスには英国のSSWイアン・マシューズも思い出させる。歌とギターを中心に据えながら弾き語りのような地味な内容ではなく、どの曲もウェルメイドなポップ・チューンとしての完成度は高い。1曲目中盤の男性コーラスの入り具合が、やはり当時のイアン・マシューズを彷彿とさせ、2曲目にフィーチャーされたサックスの響きもまた、どこか『スティーリン・ホーム』期のAORサウンドを先取りしているようにも感じられる。チェロ([4])、フルート([5])、さらに[9]でフィーチャーされているヴィブラフォンがさりげなくかつ実に効果的に、オルセンの歌のリリカルな表情をくっきりと浮かび上がらせる。アルバムを聴き終えた後には、ただオルセンの「歌」とギターの爽やかな音色だけが心地よく耳に残る、そんな良質なポップ系SSWアルバムの見本のような作品。