セカンド・カミング(再来) (生産限定紙ジャケット仕様) SECOND COMING
- アーティスト
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ハービンガーHARBINGER
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/09/26
- 品番
- VSCD5064
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- BIGPINK
- ジャンル
- バーコード
デイヴ・ビクスビーがハービンガー名義でリリースした激レア、サイケ&アシッド・ロックの傑作!!(オリジナル・リリース:1970年/Private Label)
楽曲リスト
DISC1
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1. Cosmic Energy
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2. Times To Clear Your Mind
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3. Control
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4. Circus Worlds
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5. Harmony
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6. The More You Know
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7. Rainbow
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8. All Of The Truth
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9. Open Doors
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10. Ode To Elijah
■60年代中盤、ミシガン州中部のグランド・ラピッズ(シカゴに次ぐ同州第2の大都市)のフォーク/ガレージ・ロック・シーンに登場したデイヴ・ビクスビーは、いくつかのバンドを経て、当時のドラッグ・カルチャーのなかで2年間ドラッグ漬けとなり、精神的・肉体的な崩壊体験を経験、そこからの脱出を図る過程で、神への救済を自身の歌に託していく。ドラッグ・ライフの体験をもとに地元のコーヒー・ハウスで演奏していたところを、近所の協会を拠点とする若者の宗教グループ(60年代末から70年代の初頭にかけて<ザ・グループ>あるいは<ザ・カルト>と呼ばれていた)からアプローチを受け、彼らの思想に引き込まれる過程で、69年に2枚のアルバムを制作。それがファースト『ケツァルコアトルに寄せるオード』、そしてハービンガー名義による『セカンド・カミング(再来)』(本盤)の2枚だ。ビクスビー以外のメンバーには、前作にも参加していたブライアン・マッキネス(ギター)、サンディ・ジョンソン(ヴォーカル)、そして教団のリーダー的存在だったダン・デグラーフがベースとプロデュースの役割を担っている。前作にあった底なしの暗さは影をひそめているが、抑揚のないメロディは多分に瞑想的。サウンド的には、デヴィッド・ボウイの「スペース・オディティ」のメロディを借りた「コントロール」(歌詞の内容からして影響を受けているのは間違いなさそうだ)や、ラーガ風なギター・ワークが印象に残る。70年代末期に教団から離脱した後、アリゾナに暮らし、音楽活動も継続しながら人生の再出発を図ることになった。2011年には、2枚のアルバムの再評価に後押しされるように、地元でのカムバック・ギグも実現している。