アース・ハーモニー(生産限定紙ジャケット仕様) EARTH HARMONY
- アーティスト
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ホーカス・ポークHOKUS POKE
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/11/28
- 品番
- VSCD5075
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- BIGPINK
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. H.P. Boogie
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2. Sunrise Sunset (The Sunset)
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3. Big World Small Girl
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4. Down In The Street
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5. Hag Rag
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6. Living In Harmony
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7. Time And Space
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8. The Poke
クリームで頂点をきわめた60年代英国ブルース・ロックのフォーマットを、変拍子やより複雑な曲構成によるプログレシッヴなアレンジによって、新しい時代に対応しようと模索していた70年代初頭の英国シーン。その頂点に君臨したレッド・ツェッペリンやジェスロ・タルといったビッグ・アクトは、やがて英国ハード・ロックの黄金時代を築くことになるわけだが、そういった大物グループの陰には、アルバム1枚で消えていったような多くのグループが数多く存在した。そしてヴォーティゴなどのメジャー傘下のプログレッシヴ・レーベルは、そういったマイナー・アクトの格好の受け皿となる。ロンドン出身の4人組、ホーカス・ポークの本盤『アース・ハーモニー』もそんな1枚。メンバーは、クライヴ・ブレンクホーン(ギター、ヴォーカル)、スミス・キャンベル(ベース)、ロジャー・クラーク(ギター)、ジョニー・マイルズ(ドラムス)の4人。基本はツイン・リード・ギターを看板にしたオーソドックスなブルース・ロックだが、流れるようなギターのアンサンブルを軸にした叙情性とドラマチックな展開のコントラスト、そしてハーモニー主体のヴォーカルには、ウィッシュボーン・アッシュとの共通性も見いだせる。プログレッシヴな展開を見せるナンバーには、ブラック・サバスやグランドホッグスあたりのの影響も。コレクターから熱い視線を浴びてきたヴァーティゴ・カタログのなかではスポットライトの当たる機会が少ない本盤も、近年ではそのオリジナルLPの取引価格が急騰していると聞く。同じヴァーティゴ・アクトだったクリア・ブルー・スカイとの関係も興味深く、スミス・キャンベルは、CBS解散後にジョン・シムズ(ギター)が新たに結成したバンド<ニードル>に合流(75年ごろ)、しかしグループはレコーディングを残すことなく解散している。
(オリジナル・リリース:1972年/PRIVATE LABEL)