2(生産限定紙ジャケット仕様) 2
- アーティスト
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キャシー・スミスKATHY SMITH
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2013/01/23
- 品番
- VSCD6029
- 税込価格
- 2,750円
- ジャンル
- サブジャンル
- SSW
- バーコード
70年代初頭の南カリフォルニアに登場した伝説の女性アシッド・フォーキーによるセカンド・アルバム(オリジナル発売:1971年)
楽曲リスト
DISC1
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1. LADY OF LAVENDER
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2. IT'S TAKING SO LONG
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3. ROCK & ROLL STAR
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4. WILLIE
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5. FLY OFF WITH THE WIND
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6. SEVEN VIRGINS
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7. FOR EMILE
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8. TRAVEL IN A CIRCLE
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9. BLESSED BE THE PEOPLE
ペニー・ニコルズとのデュオ<グリージー・マウンテン・バターボールズ>をへて、60年代末期に、南カリフォルニアの音楽シーンに足を踏み入れたキャシー・スミス。以来スミスとニコルズは、ジャクソン・ブラウンやパメラ・ポランドといったオレンジ・カウンティのミュージシャンたちと交流しながら、それぞれにソロ・シンガーとしてのキャリアを踏み出していく。68年、ニコルズはひと足先にブッダから『ペニーズ・アーケイド』でアルバム・デビュー。一方のスミスは、70年代初頭にリッチー・ヘイヴンスのレーベル<ストーミー・ウェザー>に2枚のアルバム、『サム・ソング・アイ・セイヴド』(70年)と『2』(71年)をリリース。残されたアルバムはその2枚だけだが、どちらも以降のキャリアの空白を埋めるに十分な魅力を備えた素晴らしいもの。セカンド(本盤)の参加ミュージシャンは、ベテラン・ジャズ・ドラマーのドン・アライアス、ビル・エヴァンスとの共演でも知られるフルートのジェレミー・スタイグ他、ウォーレン・バーンハート、ヤン・ハマー、トニー・レヴィン、ドンマクドナルドなど東海岸ではお馴染みの名手たちばかり。同時期のティム・ハーディンの作品とも重なる面々で、その意味ではハーディンの女性版のような、ジャズとフォークを絶妙にブレンドしたサウンドが聴ける。その音の質感は同じSFの3人組<モントリオール>のアルバム『サマーズ・ナイト』(70年)にもつうじるもの。ときにジョニ・ミッチェルを彷彿とさせるような、どこか寂しげながらひとつ芯のとおった、しなやかで豊かな表現力を感じさせる、彼女の類まれなシンガーとしての資質は言うまでもない。