スプーキー・ヴァイヴス−ベリー・ベスト・オブ・ブラインド・ミスター・ジョーンズ SPOOKY VIVES - THE VERY BEST OF BLIND MR.JONES
- アーティスト
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ブラインド・ミスター・ジョーンズBLIND MR.JONES
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2008/03/12
- 品番
- VSCD8042
- 税込価格
- 2,860円
- シリーズ
- WONDERWALL
- ジャンル
- サブジャンル
- SHOEGAZER
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Lonesome Boatman
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2. Spooky Vibes
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3. Disneyworld
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4. Over My Head
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5. Small Caravan
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6. Viva Fisher
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7. Big Plane
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8. Dolores
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9. Please Me
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10. Hey
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11. Caliban
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12. Mesa
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13. Against the Glass
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14. Disneyworld (Enhanced Video)
結成当時からほとんどメンバーチェンジも無いまま90'初期〜中期を駆け抜けたBlind Mr.Jones。
近年巻き起こるシューゲイザーリヴァイヴァルによって再び彼等の作品が陽光の目を見ることになった。
当時シューゲイザーシーンで大活躍していたRIDEの青き衝撃が、我々日本人のイメージする『和』のテイストを掛け合わせてそのまま味を整えてしまったような何とも不思議で広がりのあるサウンドが刹那さの残響を誘い、いつの間にか忘れられないバンドの一つとなる。
あまり知られてはいないが、Blind Mr.Jonesというバンド名はTalking Headsのアルバム「Naked」の1曲目「Blind」と2曲目「Mr.Jones」から由来している。
デビューのキッカケはあのCreation Recordsのスロウダイヴの主要メンバーであったNeil HalsteadがBlind Mr.Jonesを気 に入り、自らデモテープをプロデュース。そして何とそれをCherry Red Recordsのオーナーに手渡したというのだ。その結果見事に契約は成立。デビューへの切符を手にした。Neilの手によって1stシングル「Eyes Wide」をリリース。続く2ndシングル「Crazy Jazz」ではフルートのJonが加入し楽曲の新機軸を提唱する。(フィードバックノイズの中を縦横無尽に泳ぎ渡るフルートは何とも衝撃的であり、ここでBlind Mr.Jones特有のサウンドが早くも立証されたと言っても過言ではない。)そして遂に1stフルアルバム「Stereo Musicale」をリリース。全編に渡りスローダイヴやチャプターハウスを手がけたプロデューサー、Chris Huffordを迎えレコーディングを行った結果今までのシューゲイザーテイストの領域を抜けて行く唯一無二のサウ ンドを構築。その大地の果てに舞い広がり行く多彩な音の色使いとバランスに優れた重なり具合は秀逸だった。\r
1994年、2ndアルバム「Tatooine」リリース。どこかアートな仕上がりに寄っていた1stに比べ、この2ndでは非常に完成度の高い楽曲が並び、Blind Mr.Jonesのイメージそのものであったフルートは影を潜め、またフィードバックノイズも控えめになっている。しかしその甲斐あってかメロディの良さが際立つ効果を呼び込み、兼ねてから定評のあった陰鬱で切なくどこかポップなメロディラインがくっきりと浮かび上がったのだった。
入手困難な全音源の中から選りすぐりの13曲(ほぼ全ての音源が廃盤になっており、またそのアートワークも奇形で危険な薫りを放っていた)を収録した強力なベスト盤。
他には無い空気と完成度の高い楽曲に酔いしれろ!