ブルース・パラ・ウン・コスモノータ Blues Para un Cosmonauta
- アーティスト
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チボ・ボラロChivo Borraro
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2003/02/20
- 品番
- VSCD9036
- 税込価格
- 2,750円
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. LINEAS TORCIDAS
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2. BLUES PARA UN COSMONAUTA
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3. CANCION DE CUNA PARA UN BEBE
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4. LA INVASION DE LOS MONJES
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5. MI AMIGO TARZAN
■昨年リイシューされた「El Nuevo Sonido Del」で各界の話題をさらったチボ・ボラロの驚異の問題作が早くも登場!! コルトレーンのモード・スタイルを完全にマスターすると同時に、60年代後半にはフリー・イディオムを体得し、70年代になるとエレクトリック・マイルスのようなアプローチをもって前衛志向を光らせていたチボが放った、エレクトリックを土台に前衛的ジャズとフォルクローレを展開する、現代の音楽シーンにおいても驚くべき独自性を持ったショッキングな内容!!
■“チボ”の愛称で親しまれたルイズ・オラシオ・ボラロは海外に進出していれば、おそらく同郷のガトー・バルビエリと双璧の名テナーとして活躍できたに違いない。前作に引き続き参加のフェルナンド・ヘルバルドは昨年リイシューされた「DiDi」で既に話題のアルゼンチンの鬼才ピアニスト!!さらにベースとドラムのジョルジ・ゴンザレスとネストールは、渡米前のガトー・バリビエリのバンドの一員として活躍した名プレイヤー!! 本作は正にアルゼンチン・ジャズ界の一流ミュージシャンによって残された当時の貴重なドキュメント!!
■前作と同様に本アルバムもコレクター市場で○万円!! インターネット・オークション上でも世界各国のコレクター達が競り合う、世界水準のモンスター・アルバム!!(77年に米国のカタリストからもライセンス・リリースされている。)
■オープニングの「LINEAS TORCIDAS」はブラジル特有の12弦ギター、クラヴィオーラ奏者のメンデスとチボのテナーによって交わされるスピリチュアルな対話が感動を誘う、壮大で幻想的な雰囲気で幕を明ける。◆タイトル曲の「BLUES PARA UN COSMONAUTA=宇宙飛行士へのブルース」はフェルナンドのミニ・ムーグとフェンダー・ローデスが宇宙を喚起させる、サン・ラをも凌ぐコズミック・ジャズ!!
◆「LA INVASION DE LOS MONJES」は再びクラヴィオーラがフィーチャーされた三部構成の大作。中盤でアッパーなカッティングにスキャットがユニゾンするラインは鳥肌もののカッコ良さ!!そこから一転してチボのリリカルなソロ、次いでフェルナンドによるムーグの怪演が続き、終幕へ向かう息をつく暇もないほどの怒涛の一曲!!
◆そして本編のハイライト「MI AMIGO TARZAN」は、グルーヴィーなアフリカン・リズムにフェルナンドのコズミックなムーグがアクセントを付け、チボのバップ節全開のテナーが縦横無尽に舞う極めつけのキラー・チューン!!
■リーダー作こそ多くないが、その1枚1枚に描き出される闊達なブロウは、時代を超越して輝き放つものだ。いまからでも遅くない、ガトーやシフリンと同等の評価をこのチボ・ボラロに!!
■解説:若杉実