ラスト・イグジット LAST EXIT
- アーティスト
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クリスチャン・ゴベールCHRISTIAN GAUBERT
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2006/04/19
- 品番
- VSCD9326
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- FRENCH
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. IT
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2. MAN ON A WIRE
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3. SWEET AND FOOL LIKE A CHILD
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4. GOING UPS AND COMING DOWNS
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5. SWEET MARYLINE
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6. KEEP ON! KEEP ON!
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7. WE'RE TOGETHER
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8. RUNNING WAVE
ハードなサントラ・ファンにはその名を広く知られる仏の作曲家/編曲家クリスチャン・ゴベール。そのアレンジメントの才能は世界的な映画音楽作曲家フランシス・レイの数々の世界的なヒット曲のアレンジメントを聴けば一目瞭然ではあります(その永きに渡るパートナーシップの元に生み出された名作の数々は数えきれません。そしてゴベールの存在はまさに右腕以上と言えるでしょう)が、自身で手掛けたサントラ作品や、余り知られていないソロ名義の諸作で聴ける作曲家としての才能\\も言うに及ばず優れています。フランス最古の都市としても知られる港町マルセイユ出身のゴベールは、その優れたクラッシックの素養をもとに、20歳の時にポール・モーリアのグループに参加し頭角を表し、若干30歳にして英国の名門ROYAL PHILIARMONIC ORCHESTRAを指揮したと言う伝説的な経緯の持ち主である反面、ミレイユ・マチュー、ジルベルト・ベコー、シャルル・アズナヴール等、所謂フランスで言うところの大スター達に数多くの楽曲、ヒット曲を提供し続けている偉大な作曲家でもあります。そして、前述の通り、彼の知名度を世界中に知らしめる最大の要因となったのは「LOVE STORY」を筆頭としたフランシス・レイとの一連のコラボレイションによる傑作群であるのは言うまでもありません。
そんなゴベールが、74、78年と自身の名義でリリースした作品(勿論ここでは自らの歌声も披露しています)に続き、自らが率いる女性4人組のヴォーカルグループ「 LAST EXIT (led by CHRISTIAN GAUBERT) 」名義で79年にリリースした大傑作が本作。ここで彼が挑戦したのは当時の流行であった欧米流のディスコ?ファンク?ソウル。自ら全曲の作曲/アレンジを手掛けたのは勿論のこと、英詞による作詞はBORIS BERGMAN、LAST EXITの4人を筆頭に一流どころのミュージシャンばかりを集め録音されたそのサウンドには、一辺の安っぽさも無く、重心の低い極上のグルーヴ感、華やかな高揚感に彩られたエスプリ全開のソウルフルな仕上がりです。そのハイライトはまさにミラクル・ダンサーなミディアムテンポのフリーソ\\ウル「SWEET MARYLINE」。腰を直撃する圧倒的なグルーヴ、これぞミラクルなアレンジ、問答無用の高揚感でフロアを揺さぶります、仏産のこの手のサウンドの中では確実に最高峰の逸品です。同様のスロウ?ミディアムの込み上げソウル「GOING UPS AND COMING DOWNS」、ドライヴィンかつメロディアスなディスコファンク「MAN ON A WIRE」、ゴベール自ら奏でるキーボードの音色も心地良いガラージライクなインスト「SWEET AND FOOL LIKE A CHILD」等々、ゴベール流のダンスチューン満載の大傑作に仕上がっています。US物のこの手のサウンドでは聴く事が出来ない「洗練」と本場のサウンドにも決して負けないファンクネスに貫かれています。