ティレグィナン Tillagnan

アーティスト
モニカ・ドミニク・トリオ
Monica Dominique
レーベル
ヴィヴィド・サウンド
商品区分
CD
発売日
2008/11/12
品番
VSCD9349
税込価格
2,860円
シリーズ
Production Dessinee
ジャンル
バーコード
4540399093499
※ 先頭3桁が「200」の場合は非JANコード(転用不可)
美しさ、儚さ、切なさ… 全てが優しくブレンドされた、スウェディッシュ・ピアノ・トリオの大名作、遂に復刻!北欧はスウェーデンの女性ピアニスト、作曲家、また歌い手としても多彩な才能を発揮するモニカ・ドミニクが、1980 年にトリオ編成で自主レーベルからリリースした極上の秀作が、遂にCD 化。ジャズファンのみならず、美しいメロディを好む方なら、きっと誰もが気に入るのでは?と言うメロディアスな逸品です。愛らしいジャケットも、ホントに最高デス…

楽曲リスト

DISC1

  • 1. Tillagnan I (Dedication I)
  • 2. Visst ar det skont (Isn't it nice)
  • 3. Det var som funken (Just for funk)
  • 4. Karleken (Love)
  • 5. Var nara mig (Stay close to me)
  • 6. Karusell (Carousel)
  • 7. Tillagnan II (Dedication II)

北欧はスウェーデンの女流ピアニスト、作曲家、歌い手、また女優としても多彩な才能を発揮するモニカ・ドミニクが、1980 年に自らのピアノを中心としたトリオ編成で残した甘く切ない名作が、神戸・プロダクション・デシネより待望の復刻。ほぼ全曲、モニカの自作曲で占められた本作、その趣はシンプルなピアノトリオですが、本作の“胆”はドラマチックに涙を誘う旋律の美しさであり、それらを際立たせる卓越した演奏の素晴らしさで、彼女のメロディメーカーとしての才能は勿論、表\情豊かなタッチが魅力的なピアニストとしての才能をたっぷり感じさせてくれるロマンチックな作品です。流行り廃りに全く影響を受けず、季節や気分を問わずいつまでも末永く楽しめる音楽ってどんなモノでしょう?きっと多くの人がこう思うはずです、「素敵なメロディに満たされた音楽」と…。 本作『モニカ・ドミニク・トリオ- ティレグィナン』は、ピアノトリオと言う編成で、「素敵なメロディ」を最大限に表現した名作です。\r

淡々と刻まれる緩やかなビートに乗る美しいピアノのフレーズ。語りかけるような旋律が鳥肌モノのオープニング曲「Tillagnan I ( ティレグィナン・エット)」を聴けば、誰もがその素晴らしさに浸ってしまうハズ。本作の魅力の全ては、この曲に集約されていると言っても過言ではありません。この曲は元々、作詞家Lars Forssell が書いた素晴らしい歌詞に、モニカが作曲した1970 年代の楽曲です。スウェーデン本国では、モニカ・セッテルンド(彼女の存在故、ドミニクは“もう一人のモニカ”と表現される事が多いようです)等の歌唱でも知られる結婚披露宴の定番的な楽曲で、「献呈」と言う題名からも想像可能\な通りの感動的な名曲として知られています。そんな名曲を、自らの繊細で感動的なピアノを軸に表現した最高の名演がこの名作の冒頭を美しく飾ります。続く「Visst ar det skont (ヴィス・アール・デット・クァント)」は、「ティレグィナン」を彷彿させるエレガントな好曲。流麗なメロディがジワジワと心に染み込むよう。「Det var som funken ( デット・ヴォール・ソム・フンケン)」 は曲名が示す通りのファンキーなナンバーで、力強いリズムセクションが印象的。「Karleken ( シャーレキャン)」は「愛」と言うタイトルに負けない、切なげな弦が良く歌う名曲で、タイトル曲に次ぐ本作のハイライトと言えるでしょう。本作では唯一、カールアクセル・ドミニク(=モニカの夫)のペンによる「Var nara mig (ヴォール・ナーラ・メイ)」は、端正な曲調で、より多くのピアノトリオファンにもアピールしそう。作品中最も快活なリズムワーク、流れるようなタッチが鮮烈な「Karusell ( カルセル)」も、繊細と儚さが同居した魅力的なナンバーで非の打ち所がありません。そしてラストを飾る「Tillagnan II ( ティレグィナン・トヴォ)」 は、言わずもがなタイトル曲のヴァージョン違い。よりシットリと儚さを増したアレンジがひたすら涙を誘います…

モニカ・ドミニクとその夫である、カール・アクセル・ドミニクの自主レーベルから1980 年にリリースされた本作(ちなみに、ベースのペレ・ダニエルソンはモニカの兄弟)は、熱心な北欧ジャズファン以外には殆ど知られる機会の無い幻の名作的な存在でしたが、遂に正規CD 化です。オリジナルのマスターテープを用いたリマスター盤、ジャケットはA 式の紙ジャケ仕様、マットな質感でオリジナルに忠実に、より豪華な仕上がり。また、オリジナルLP 盤であった表示曲目のミスプリントも修正済の完全盤です。時間軸とは無縁の永遠の定番作品として、永らく楽しめるメロディアスな名作をご案内致します!最高にラブリーなジャケットにもご注目!\r

モニカ・ドミニク:
1940 年、サウサンプトン生まれ。3 歳の時からピアノに慣れ親しみ、スウェーデンの首都・ストックホルム移住後、スウェーデン王立音楽院へと進み、自身も音楽家として活躍する夫のカール・アクセル・ドミニク(プログレッシヴ・ロックバンド、Solar Plexus のメンバーとしても活動)と出会う。1960 年代には北欧を代表するジャズコーラス・グループ、Gals & Pals の一員として、(Svante Thuresson/ スヴァンテ・スレッソンらと共に)ヴォーカリストとしても活躍。平行して作・編曲家/ピアニスト/女優として、ジャズを中心に、クラッシック、ポップスから民謡まで、幅広い音楽性で活動を行い、もう一人の“モニカ”として、モニカ・セッテルンドへの楽曲提供や、共作アルバム等も残す。1970 年代には、スウェーデン本国でもウェディング・ソングの定番曲として知られる名曲「Tillagnan ( ティレグィナン)」の作曲をLars Forssell の作詞で残し、今もなお彼女の代表曲の一つとして衰えぬ人気を誇る。近年も精力的に活動を行い、セルジオ・メンデスのグループの女性歌手・キャロル・ロジャーズとのボサノヴァ・アルバムや自身のクインテット名義でのジャズ作品に、数多くのコンサートへの出演等、マルチタレントぶりを発揮し続けている才女。