アンカラード (スウィンギンポップ・アラウンド・ローズ) Uncolored (Swing'n'pop around Rose)
- アーティスト
-
ジョルジオ・トゥマNULL
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2009/07/15
- 品番
- VSCD9359
- 税込価格
- 2,530円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- Bossa Nova/Guitar Pop
- バーコード
ザ・クラッシュを愛し、ステレオラブの偉大な音楽性に衝撃を受け、自らも音楽活動にのめり込んだ、イタリアの若きSSW・ジョルジオ・トゥマ。自国の偉大なサウンドトラック、ビーチボーイズなどを筆頭とする1960年代のサニーなハーモニーポップ/ソフトロック、ジャズにボサノヴァ、AOR、ソウル、そしてインディポップ etc…。これらの音楽エッセンスを独自のセンスでミックスし、“青い”感性をギュッと詰め込み、精一杯の“ポップ純度”でもって完成させた幻の名作にしてデビュー作が本作です。
一聴でリスナーのハートを掴んでしまうキャッチーなメロディ、ボサ、ジャズ、ソフトロックなどのフィーリングを巧みに取り込んだポップなサウンド、澄んだハイトーンヴォイスで聴かせる心地良いハーモニーワークは勿論完成されています。そして、何より、“青さ”、“若さ”的な感覚が、とにかくフレッシュに響き渡るのが本作の最大の魅力。オープニング、軽妙なオルガンが弾けたビートに乗せて駆け抜ける「Happiness is a stupid song」からして、ラブリーなスキャットとポップなメロディの名曲で文句無しですが、お得意の軽快なボサビートに乗せて走る「Hey Alice…that's a good year」、力強いワルツのリズムが格好良い「The Stockholm rollercaster」、ソウルフルな演奏も格好良い「Gilles joia」(途中の転調で一気にギターポップ化するアレンジも最高!)に、2ndの世界感にも通ずるような、愛らしいスキャットワルツの「Fred and the dolphins」、「rv(rose)」、「Shu panda」など、心温まるメロディの応酬、柔らかなハーモニーに彩られた“ローラーコースター・ポップ”ワールド全開の秀作です!完成度では、2ndに劣るかも知れませんが、作品としての愛らしさ、愛着感、親近感に関しては、勝るとも劣らないと言えるラブリーな一枚です。
プロダクション・デシネ所属の、ヨハン・クリスター・シュッツ、パウロ・ムニツ、ブレント・キャッシュ辺りのセンスの良さと、パス/カル、ベネット辺りのインディポップ的なセンスをイタリア流のユーモアと感覚で完璧にミックスし、別次元のクオリティを生み出してしまう才能。これこそが、ジョルジオ・トゥマなのです。どんどん注目してもらって全く損はありません!こんなにカラフルなサウンドなのに、タイトルが『アンカラード』って言うセンスも可笑しい…。とにかく幸福感全開のスウィンギンポップをお試し下さい!