ミュージック・デシネ　０３　エッセンス MUSIQUE DESSINEE 03 - ESSENCE (COMPILED BY MASAO MARUYAMA)

ワールドワイド、タイムレス＆ジャンルレスに知られざる感動のグルーヴィーチューンを選りすぐった第一弾、スタイルをボサ?サンバに絞った第二弾に続く、今作のテーマはズバリ“ジャズ”。メロディアスで、ロマンチックで感動的、いつまででも聴き続けていたい知られざるジャズの名曲の数々をコンパイルした逸品に仕上がりました。今作も神戸のセレクトCD/レコードショップ『ディスク・デシネ』のオーナーにして、リリース元でもある『プロダクション・デシネ』のオーナー/プロデューサーを兼ねる、丸山 雅生氏による選曲。そのバイヤーとしてのディープな知識を活かした激レア音源、ニューディスカヴァリー音源は当然、DJとして約15年のキャリアを感じさせる構成力、レーベルのポリシーを表現したショウケースとしても機能する全12曲、約60分の感動の名曲群のみを厳選収録！個々の楽曲のクオリティの高さは勿論のこと、その曲間の秒数設定にまで徹底的にこだわった、魅惑のメロウ＆ドラマチックワールドをご堪能下さい。

■収録曲について：
For no one - Martin Haak Kwartet
11月にプロダクション・デシネより発売予定(VSCD9365)のオランダ産ジャズの傑作盤「レタッチ」に収録のビートルズの名曲カヴァー。原曲のメロディの良さが、よりロマンチックに映える感動の一曲。

Hombre Amaestrado - Ruben Lopez Furst Trio
アルゼンチンのピアニストによる1967年のピアノトリオ傑作『Jazz en la universidad』に収録の名曲。繊細なタッチ、涙を誘うメロディが余りにも素晴らしい。

Largo - Baroque Jazz Trio
フランスが生んだ異色のジャズトリオによる、ヘンデルの名曲カヴァー。快活なラテンテイストのリズムと、高揚感溢れる曲展開が絶妙。オリジナルリリースは7’オンリーと言う貴重音源です。

Sarabande a part - Pierre Cammas
フランスの知られざるピアニストが残した1978年の激レア・ピアノトリオ作品『Le piano de Pierre Cammas』に収録の弾けるメロディが美しいワルツの好曲。2010年1月、プロダクション・デシネよりフルアルバムを再発予定。

Moonless Night - Roberto Pregadio
10月に再発されたイタリアの作編曲家、ロベルト・プレガディオの名作『アッレ・タスティエレ』に収録の哀愁のワルツナンバー。曲名通りの情景が思い浮かぶような、甘く優しいメロディが秀逸な名曲。

Gute ansatze 3-4 - Jean-Luc Barbier
自身画家としても活躍するスイスのサックス奏者、ジャン・リュック・バルビエが1983年に、イタリア映画サントラとして残した秀作『Dans la ville blanche』に収録の哀愁のモーダルジャズの逸品。

Khalida's lullaby - Jan Wallgren-Bengt Ernryd Quintet
スウェーデンの優良インディレーベル“Dragon”に残された泣きの名曲。哀愁のピアノとトランペットが絡み合う様は、まるでマイク・ウェストブルックのような”青さ”を思わせます。

Essence - Dan Haerle Trio
アメリカのジャズ教則レコードの為に吹き込まれた極上のピアノトリオ曲。教則用の音源の為、無駄に出しゃばるソロが無く、シンプルで美しいメロディを堪能出来る隠れ名曲。

A pou zot ? Victor Sabas Quartet
11月にプロダクション・デシネより発売予定(VSCD9363)の、フランス海外県ギアナのベース奏者、ヴィクトール・サバスのカルテットが吹き込んだ知られざるモーダル名曲。今年度最大のディスカヴァリーと言える逸品です。

Chorale - Jean-Pierre Fouquey
電車のジャケットで知る人ぞ知るフランス産ピアノトリオの名作に収録の美メロジャズの名曲。

Tillagnan II (Dedication II) - Monica Dominique Trio
昨年プロダクション・デシネが再発し(VSCD9349)、未だに好セールスをキープし続けるスウェディッシュ・ピアノトリオの大名作より収録の名曲。コチラは、アルバムのラストを飾ったよりメロディアスなヴァージョンです。

Jane's Little Waltz - Charlie Hearnshaw Quartet
記念すべきプロダクション・デシネの1stリリース、チャーリー・ハーンショウ・カルテットの名盤『ソー・スラム・イット』(VSCD9325)に収録の泣きの名曲。心掻きむしられるような旋律がラストを穏やかに彩ります。

■仕様、その他：
今作より、仕様はA式ダブル(見開き)の紙ジャケットとなります。よりアナログ盤を意識したような外装と、お馴染みのライブラリー風のデザインが秀逸で目を惹きます。またマットな質感の紙質も高級感があり、幅広いリスナー層にアピールすることができるアイテムとなっています。選曲もリスニングを重視した物となっており、何度聴いても新しい感動を呼び起こすような名曲を選りすぐったつもりです。尺もトータルで60分程度と、非常に聴きやすく、カフェやアパレルのBGMとしても非常に機能的。是非とも、永らく定番としてお取り扱い頂ければ幸いです。

■musique dessinee / ミュージック・デシネ：
神戸のセレクトCD/レコードストア、「ディスク・デシネ」オーナー・丸山 雅生が主宰する音楽プロジェクト。約15年続くDJイベントの主宰、コンピレーションCDの監修/制作、フリーペーパーの作成、音楽コラム/ガイドの執筆(須永辰緒氏監修のダブル・スタンダード誌、橋本徹氏監修のジャズ・シュプリーム誌などにも参加)から、音源制作など多岐に渡る活動を行い、神戸から世界に向けて発信中。この世の中には、まだまだ"知られていない"素晴らしい感動的な音楽があり、自分がそこから受けた“感動”を、より良い形でリスナーに伝えるべく、さらにはそれらにまつわるデザイン(音楽だってデザインされて奏でられるのです…)などにも触れつつ、独自の視点＆マイペースに活動中。