ラブズ・ラビリンス LOVE'S LABYRINTH
- アーティスト
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ビアギッテ・ルゥストゥエアBIRGIT LYSTAGER
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2010/04/14
- 品番
- VSCD9370
- 税込価格
- 2,860円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. I Love You
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2. There's A Girl
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3. Your Song
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4. Just Before Dawn
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5. How Can It Be That Way
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6. Oh!
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7. Love's Labyrinth
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8. My Snowman
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9. A Strange Crowd Of Flowers
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10. All Kinds Of People
北欧産ソフトロックの最高峰にして、極上のボサノヴァ、サンバ、ポップスの名カヴァーの数々を収録した1970年の1stアルバム『ビアギッテ・ルゥストゥエア』(VSCD-9348)が、衰えを知らずに好セールスを記録し続ける“デンマークの歌姫”こと、ビアギッテ・ルゥストゥエア。彼女が、同年に吹き込んでいたもう一枚の傑作『レディ・トゥ・ミート・ユー』(VSCD-9369)に続き、3rdにあたる名作『ラブズ・ラビリンス』も待望の銀盤化です。1stは、60年代ポップス~ボサノヴァ主体の欧米のヒット曲のカヴァーのみで作成された作品、『レディ・トゥ・ミート・ユー』は彼女の為に書き下ろされた楽曲を中心とした、デンマークのピアニストTom Prehnのプロデュースによる完全なるオリジナルアルバムであったのに続き、本作『ラブズ・ラビリンス』は、その両作のイイところを抽出し、ググッと完成度を高めた感動的な北欧ポップスの傑作なのです。
緩やかな出だしが作品のクオリティを占うかのようなオープニング曲「I Love You」から、期待を裏切らない夢見心地の好曲ですが、華麗に舞い上がるオーケストレイションが余りにも美しい名曲M-2が本作のハイライト。ゴージャスで可憐、そんな感動的な一曲です。他にも同様の優雅なストリングス・アレンジが際立つM-5、M-7等の王道70’sポップスの好曲達に加え、疾走感溢れるボサ~ソフトロックのM-6、M-8等の弾けたナンバーに加え、エルトン・ジョンの名曲をドラマチックにカヴァーしたM-3、ラストを華やかに飾る、高揚するスキャットが最高なラブリーなワルツのM-10まで、全編じっくりと練り上げられた珠玉の北欧ポップスが詰まった名作です。
ビアギッテのフレッシュで心温まる歌声は、いつ聴いても素晴らしい魅力に溢れています。少し大袈裟ですが、カーペンターズのカレンが持つ心に響く”何か”と、アストラッド・ジルベルトがいつまでも失わない”初々しさ”の様なモノが同時に備わっているかのようです。彼女が1970年代の初頭に残した作品は僅かに3枚(+ベスト盤1枚)ですが、いずれも“いつ聴いても色褪せない”、“聴く度に新しい感動を与えてくれる”、“誰が聴いても楽しめる”、三拍子揃った素敵なモノばかりです。ジャケットのアートワークも、豪華な見開き仕様のオリジナルLPに忠実に、A式ダブル仕様に仕上げており、コレクト欲を刺激しますが、リマスターにも前2作同様、たっぷりと時間をかけており、いつまでも末永く楽しんで頂けるモノと確信しています。流行り廃りに関係無く、いつまででも定番アイテムとして、ご提案頂ける名作が、一連の”3部作”として、プロダクション・デシネのカタログに加わりました。じっくりと時間をかけて取り扱って頂きたい、素敵な作品達です。
Birgit Lystager(ビアギッテ・ルゥストゥエア):
1966年にメジャーデビューした、デンマークの女性シンガー。その美貌に加え、唯一無二のフェアリーで透明感溢れる歌声がとにかく魅力。ブラジルの名曲「Tristeza」の最高のカヴァー「Christina」を収録した1970年のデビュー作『ビアギッテ・ルゥストゥエア』(PDCD-017/VSCD-9348)は、北欧産ボサ~ソフトロックの最高峰の誉れ高く、世代やジャンルを超えて、ソフトロック、60’sポップ、ボサノヴァ・ファンからクラブリスナーを含む、全てのポップス・ファンに支持されている。1970年代初頭に吹き込んだ3枚のアルバムは、いずれも極上の北欧ポップスが詰まった名盤揃い。