バース・オブ・ザ・セカンド・ライフ BIRTH OF THE SECOND LIFE
- アーティスト
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キャッチ・アップ・ツーCATCH UP II
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/05/16
- 品番
- VSCD9413
- 税込価格
- 2,860円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- レアグルーヴ/ファンク
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. End of the beginning of the end
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2. To Ali Cante
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3. Just plain folksy
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4. Clown
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5. Birth Of The Second Life - Part 1
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6. Birth Of The Second Life - Part 2
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7. Sister Jane
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8. Uru
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9. Bigosh
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10. Introitus
チェコ出身ながら後にはドイツへと移住したベース奏者Milan Pilar、父親も偉大なサックス奏者として知られるドイツのピアニスト/作編曲家Max Greger Jr.を中心とするドイツのジャズ/フュージョン・バンド、キャッチ・アップ・ツーが1976年に残した2ndアルバム『バース・オブ・ザ・セカンド・ライフ』が神戸・プロダクション・デシネより正規復刻。基本的なサウンドは、多彩なパーカッションをFt.し、サックス奏者Herb Gellerなどのゲストミュージシャンを交えつつ聴かせるファンキージャズで、歯切れの良いビート、エッジの効いた演奏と絶妙のファンクネスが交錯するジャズ、ジャズロック/フュージョン的なモノですが、圧倒的なのはその壮大でソリッドなグルーヴ感。タイトなビート、中毒性の高いシンセがマッドに響く「01. End of the beginning of the end」から格好良く、スリリングなラテンジャズワルツ「02. To Ali Cante」、同じくラテン調のファンキージャズ「08. Uru」に、頭のブレイク部分が渋い「09. Bigosh」など、全編のクオリティに驚かされますが、何と言っても、本作を単なるファンキージャズ/ジャズロックの名作に終わらせてくれないのが、ドイツ産・美メロ・ジャズダンサーの大名曲「07. Sister Jane」です。アルバム中唯一、Max Greger Jr.のペンによるこのナンバーは、アグレッシブでハードなラテンリズムを走らせつつも、とにかく美しく高揚するメロディが素晴らしく、ひたすら歌い続けるピアノの響きに、聴く者全てがKOされてしまうかのような問答無用のキラーチューン。私見ですが、これほどまでに印象的で格好良く、とことん感動的なナンバーには滅多に巡り会えないと思います。
大名曲「07. Sister Jane」の圧倒的な素晴らしさに加え、そのオリジナル盤はマイナーレーベルからのリリースと言うことで、常に高値の花としても知られる逸品が、遂に正規再発です。ジャズと言う括りを軽く飛び越え、美しく感動的なメロディを愛するリスナー全てのハートを打ち抜くこと必至の名曲を収録した名作が、遂に“二度目の生誕”を迎える瞬間です。話題性も申し分無し、是非とも「07. Sister Jane」をお試し下さい。ド迫力の“足裏ジャケ”もインパクト・大!
Catch Up II (キャッチ・アップ・ツー):
チェコ生まれ、ドイツで活躍したベース奏者Milan Pilarと、ドイツのピアニスト/作編曲家Max Greger Jr.、スイスのドラム奏者Charly Antoliniなどを中心に1970年代の中頃に結成されたジャズ/フュージョン・バンド。Catch Up名義でリリースした1stアルバムに収録のユーロジャズ・ダンサー/ファンキージャズの名曲「Onkel Joe」は数多のコンピにも収録され、ドイツのみならず世界中で高い評価を集めつつありますが、そのソリッドでファンキーなサウンドがとにかく魅力的。ド迫力の“足裏ジャケット”も印象的な知られざる名グループ。