トゥギャザーネス TOGETHERNESS
- アーティスト
-
モニカ・ドミニクMonica Dominiqueパレ・ダニエルソンPALLE DANIELSSON
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/06/13
- 品番
- VSCD9417
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- ジャズ/ラテン
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
-
1. Angel eyes
-
2. Begin the Beguine
-
3. Clair de Lune
-
4. Everybody's song but my own
-
5. Laura
-
6. My funny Valentine
-
7. Once upon a summertime
-
8. Poeme
-
9. Ruby my dear
-
10. Den sista jantan
-
11. Soon it's spring
-
12. The summer knows
-
13. You must believe in spring
-
14. What are you doing the rest of your life?
スウェーデンの女流ピアニストにして作曲家/アレンジャー、歌手、また女優としても活躍したモニカ・ドミニク。彼女が1980年に吹き込んでいた北欧ピアノトリオの大傑作『ティレグィナン』(VSCD9349)は、プロダクション・デシネより復刻され、未だに高い人気を誇るロングセラー・アイテムです。そんな彼女が2012年に、上記のトリオ作品でも共演していた実弟にして、ダブルベース奏者、パレ・ダニエルソンと共に吹き込んだデュオ作が本作『トゥギャザーネス』です。
ジャズ、ポップス、映画音楽などのカヴァーを主体とした、穏やかで優しいデュオ作品ですが、何と言っても二人の仲睦まじい、息の合った演奏から幸福感が滲み出ています。仄かな郷愁感が心地良いオープニング曲「01. Angel eyes」から雰囲気溢れる名演ですが、ドビュッシーの名曲をエレガントに聴かせる「03. Clair de Lune」、モニカの古くからの友人でもあるスウェーデンの女性ヴォーカリスト、モニカ・ゼタールンドのレパートリーとしても知られる「10. Den sista jantan」など、どこを聴いてもステキです。さらに、本作では実に4曲もの楽曲を取り上げているフランスの作編曲家、ミシェル・ルグランの映画音楽のカヴァーが秀逸で、特に映画『ロシュフォールの恋人たち』から「13. You must believe in spring」、映画『The Happy Ending』から「14. What are you doing the rest of your life?」(猪野秀史氏のカヴァーも絶品でした…)などウットリする出来映え。そして本作のハイライトは弾けた魅力の唯一の自作曲の「11. Soon it's spring」でしょう。心温まる素晴らしい1枚です。
モニカ・ドミニク (Monica Dominique):
1940年、サウサンプトン生まれ。3歳の時からピアノに慣れ親しみ、スウェーデンの首都ストックホルム移住後、スウェーデン王立音楽院へと進む。1960年代には北欧を代表するジャズコーラス・グループ、Gals & Palsの一員として活躍。平行して作編曲家/ピアニスト/女優として、ジャズを中心に、クラシック、ポップスから民謡まで、幅広い音楽性で活動を行う。また、もう一人の“モニカ”として、モニカ・ゼタールンドへの楽曲提供や共作アルバム等も残す。1970年代には、スウェーデン本国でもウェディング・ソングの定番曲として知られる名曲「Tillagnan (ティレグィナン)」の作曲をし、今もなお彼女の代表曲の一つとして衰えぬ人気を誇る。近年も精力的に活動を行い、セルジオ・メンデスのグループの女性歌手、キャロル・ロジャーズとのボサノヴァ・アルバムや自身のクインテット名義でのジャズ作品に、数多くのコンサートへの出演等、マルチタレントぶりを発揮し続けている才女。
パレ・ダニエルソン (Palle Danielsson):
1946年、ストックホルム生まれのジャズベース奏者。幼少期からヴァイオリンとベースを学び、若干10代でビル・エヴァンスとの共演を果たした名プレーヤー。後にはキーズ・ジャレットのグループでも活躍し、名実共に、スウェーデンを代表するベース奏者として知られる。スウェーデンの名作曲家/女流ピアニスト、モニカ・ドミニクの実弟。