インテルフェレンシアス INTERFERENCIAS
- アーティスト
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トゥリ・コッルーラTURI COLLURA
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/08/15
- 品番
- VSCD9421
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- ブラジル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Ubuntu
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2. Dois De Dois
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3. Les Halles (Paris 2006)
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4. Boppin
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5. Flor
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6. Papo Furado
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7. Mais La
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8. Rosa Casou
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9. Blues Para John
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10. Horizonte
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11. Ultimo Desejo *bonus track
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12. Manhattan *bonus track
イタリア出身ながらブラジルで活動を続ける若きピアニスト/作編曲家、トゥリ・コッルーラが2007年にブラジルのジャズマン達とともに吹き込んだのが本作『インテルフェレンシアス』。自身のペンによる楽曲を、自らのピアノを軸にした三管+ギターと言う編成で聴かせる本作は、まさに自身が影響を受けてきた60’sイタリアンジャズの”粋”と、ブラジリアン・フィールを融合させたもので、時代性を超越した素晴らしいものに仕上がっています。
何と言っても、オープニングの「01.Ubuntu」のスリリングな格好良さが衝撃的です。軽快な滑り出しから、一気に畳み掛けるブラジリアン・ジャズダンサーの名曲。同じく、軽快なピアノを軸にしたバップジャズ「04.Boppin」、ホーン隊のプレイも冴えるハードバップ「06.Papo Furado」辺り相当クオリティが異様に高いですが、作曲家/メロディメーカーとしての資質が光る美麗なバラッド「03.Les Halles (Paris 2006)」、ピアノトリオ・スタイルの「08.Rosa Casou」、美しく繊細なワルツ「05.Flor」なども極上。さらに、本作を単なる懐古主義的なジャズ作品に終わらせないのが、唯一のヴォーカル曲である「10.Horizonte」。まるでミナス・シーンの名作曲家の誰かがペンを走らせたかのような青く、切なげな名曲で、作品に彩りを添えています。
元々、自主制作でのリリースだったため、日本国内では全く流通していない状態でしたが、遂に国内盤として豪華な紙ジャケ仕様で登場です。今回の日本盤化に際しては、ボーナス曲も2曲収録で文句無し。とにかく、この圧倒的なサウンドのクオリティが伝われば…。
トゥリ・コッルーラ(Turi Collura):
1970年、イタリアはシシリー生まれのジャズピアニスト/作編曲家。本職であるジャズ教育者としての営みの傍ら、自らも優れたジャズプレーヤーとして活動を続ける。2002年からは活動拠点として選んだブラジルに永住。彼の地の勢い溢れるジャズマン達を従え、2007年にはデビュー作『インテルフェレンシアス』を完成させた。まさに気鋭の要注目アーティスト。