アシコ・ロック・グループ（紙ジャケ） ASIKO ROCK GROUP

ナイジェリア最大の都市ラゴスで、1970年代に活動していたと思われる6人組バンド、アシコ・ロック・グループが、唯一残した物と思われるセルフ・タイトルの大傑作『アシコ・ロック・グループ』が復刻。強力すぎるジャケットのインパクトも然ることながら、“ロック”を名乗るだけのことがある、強烈にへヴィーなリズム・ワークを軸に、当時、ラゴスに大量に流入していたと思われる、欧米のファンク、ディスコ・ミュージックの影響を多分に受けた極上のアフロ・ファンク、ディスコ・ファンクだけを収録した濃密すぎる1枚です。

彼らのトレードマークの一つでもあるムーグ・シンセの中毒性の高いフレーズ、怒濤のファンクネスで迫るド迫力のオープニング曲「01.Every Body Get Down」からして、ジャジーなフィーリング、咆哮するヴォーカルが熱すぎる逸品ですが、タイトなブレイクで幕を開けるディスコファンク/ブギー「03.Shadow Of The Boogie」、同じく軽快なギターのカッティングが気持ち良い「06.Solo, Mon, A Ndoan」、そして極めつけは男前過ぎるインストファンクの「07.Lagos City」。失禁モノの格好良さです。

本作のオリジナル盤は、海外オークションなどでも、状態がまずまずのもので1000ドル近い値段が付くことでも知られる稀少盤で、今回の復刻は、そのクオリティも含め嬉しい限り。すでに定評のあるパリの『Superfly Records』と、神戸『production dessinee』がお届けする一連の復刻作品。今回もこだわりのクオリティでお届けします。