あんなに愛しあったのに C’ERAVAMO TANTO AMATI

アーティスト
アルマンド・トロヴァヨーリ
ARMANDO TROVAIOLI
レーベル
ヴィヴィド・サウンド
商品区分
CD
発売日
2013/07/17
品番
VSCD9449
税込価格
2,750円
シリーズ
Production Dessinee
ジャンル
サブジャンル
メロウグルーヴ/フリーソウル
バーコード
4540399094496
※ 先頭3桁が「200」の場合は非JANコード(転用不可)
淡い切なさを甘美なメロディで描ききった、1974年のイタリアン・サウンドトラックの大傑作『あんなに愛しあったのに』。涙無くしては聴けない感動の名作が、遂に、紙ジャケット仕様で復刻です。

楽曲リスト

DISC1

  • 1. ルチアーナのテーマ
  • 2. 不思議な間奏曲
  • 3. エリーデのテーマ
  • 4. ピッキアーポ
  • 5. ルチアーナのテーマ
  • 6. 友情
  • 7. あんなに愛しあったのに~メイン・テーマ
  • 8. ピッキアーポ(マーチ)
  • 9. 失われた未来
  • 10. ルチアーナのテーマ
  • 11. サンドカン(マリア・テレーザ)

イタリアを代表する名監督、エットーレ・スコラの1974年の監督作品『あんなに愛しあったのに (C’eravamo Tanto Amati)』のサウンドトラックが復刻。三人の男たちと、そんな彼らが想いをよせる一人の女性の人生を通して、イタリアの戦後30年を描いた本作の音楽を担当したのは、古くは1960年代からスコラ監督と相思相愛の関係を保ち続けるイタリアの名映画音楽作家/ジャズピアニストのアルマンド・トロヴァヨーリ氏。ジャジーにスタイリッシュに、時には怒濤のファンクネスや華麗なオーケストラサウンド、はたまた繊細なボサノヴァなど、優雅なアレンジで様々な映画音楽の傑作を作って来た彼の、メロディメーカーとしての側面が強く出た、感動の傑作が本作『あんなに愛しあったのに』です。

何と言っても本作の真骨頂はその甘美なメロディの美しさ。切なさや悲哀と言ったフィーリングを完璧に描ききったかオープニング曲「01. ルチアーナのテーマ」は、まるで永遠に心に残り続けるかのような、シンプルで甘く、優しすぎる旋律が素晴らしい大名曲。穏やかな鍵盤の音色で紡がれるサウンドは、まさに夢心地。リズムを強調したそのVer.違い「10. ルチアーナのテーマ」もまた極上のメロウグルーヴへと進化した名演ですが、ドラマチックなタイトル曲「07. あんなに愛しあったのに~メイン・テーマ」、物悲しさが心に沁みる「02. 不思議な間奏曲」、美しいストリングスが涙を誘う「03. エリーデのテーマ」など、例え映画そのものを知らずとも、全編が切なく儚い映像美に溢れた名作です。

数多いアルマンド・トロヴァヨーリ氏の傑作群の中にあっては決して派手さは無いですが、そのメロディの美しさは屈指の1枚でしょう。エットーレ・スコラ監督とのコンビ作品としては、1971年の大傑作『ジェラシー』(プロダクション・デシネがアナログ盤で復刻)と双璧を為す、逸品です。素敵なメロディを愛するリスナーに、いつまでも愛され続けるであろう、ホンモノの傑作が、雰囲気溢れる紙ジャケ仕様で遂に復刻です。


●初の紙ジャケ化
●オリジナルのアナログ盤に忠実な、程よくマットな質感のジャケットを再現
●解説:吉本 宏 氏 (bar buenos aires)

アルマンド・トロヴァヨーリ (Armando Trovaioli):
1917年生まれのイタリアの作編曲家。若くして“イタリアのトップ・ジャズピアニスト”へと登り詰めた彼の才能は、あらゆる分野において秀でており、作曲家、アレンジャー、ピアニスト、バンドリーダーなど、全てにおいて突出した才人。同じくイタリアを代表する名映画監督、エットーレ・スコラとのコンビで生み出した、『ジェラシー』を筆頭とする数々の傑作達や、日本でも渋谷系ムーヴメントで評価された『黄金の七人』、『セッソ・マット』などの映画音楽の名作を数多く生み出した傑出した名音楽家の一人。