シャロン SHARON
- アーティスト
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シャロン・フォレスターSHARON FORRESTER
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2013/07/17
- 品番
- VSCD9451
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- ラヴァーズ・ロック/ワールド
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Which Craft Is Witchcraft
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2. Holly
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3. Put A Little Love Away
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4. Funny
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5. Clothe My Lonely Body
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6. Words With No Meaning
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7. Don't Let Me Be Lonely Tonight
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8. This Masquerade
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9. Silly, Wasn't I?
ジャマイカはキングストン生まれの女性シンガー、 シャロン・フォレスターが1974年に吹き込んだデビュー作『シャロン』。幼い頃から聖歌隊で歌っていたと言う彼女が、Geoffrey Chungのプロデュースの元、楽曲の大半を英国で吹き込んだ(この時、ジャマイカのミュージシャン達がストの真っ最中だった為、ジャマイカで録音出来なかったと言う、ウソのような逸話もあります)のが本作です。初々しさの残る彼女のキュートすぎる歌声が何と言っても本作の魅力を永遠の物に仕立てていますが、まるで土臭さを感じさせないシャープなリズム、エレピを交えて聴かせるバックの洗練された演奏、大規模なオーケストラやホーン隊をFt.したゴージャスなアレンジ、選曲のセンスも抜群で、何より、全編を貫く胸を締めつけるような極上の“甘酸っぱさ”が、本作の真骨頂と言えるでしょう。
黄昏時を思わせるような、穏やかな空気感が絶品な出だしのホーンが心に響くオープニング曲「01. フィッチ・クラフト・イズ・ウィッチクラフト?」から本作が醸し出す圧倒的な雰囲気の良さが伝わりますが、抑制の効いたメロウな「02. ホーリー」、泣きのシンセサイザーのフレーズが病み付きになる「04. ファニー」、切なさに溢れたフィーリングが絶品のシャロンのオリジナル曲「05. クロス・マイ・ロンリー・ボディ」、夜中のムードを醸し出す「08. ディス・マスカレード」など、収められた全9曲はいずれも非の打ち所の無い素晴らしいナンバーばかりです。が、やはり本作の“甘酸っぱさ”を永遠のものにしているのは、涙無くしては聴けない「03. プット・ア・リトル・アブ・アウェイ」、「07. ドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・トゥナイト」、「09. シリー、ワズント・アイ?」(ジャマイカ録音)の3曲でしょう。何度聴いても素晴らしい。聴けば聴くほどにその感動が伝わる。そんな奇跡の名曲達がここに秘かに収められています。
古くから、ラヴァーズ・ロック、スウィート・レゲエの屈指の名盤と言われながら、一度も銀盤化される事の無かった(理由は単純に、その権利関係の複雑さにあると思いますが...)この逸品が、プロダクション・デシネの長年の努力により、遂に、遂に初の正規復刻です。この名盤の前に、ジャンルと言う壁は無形化する事でしょう。どんなにレゲエは苦手でも、この作品だけは別格、そんな声も聴こえて来そうな、時代も、カテゴライズも、国籍も、全てを超越した奇跡の名作です。そのジャケットの素敵さも含め、これほどまでに素晴らしい作品には、滅多な事では出会えないはずです。
●世界初の正規復刻
●オリジナルに忠実な紙ジャケット仕様でのリリース
●オリジナルのインサートも忠実に再現
シャロン・フォレスター (Sharon Forrester):
1956年、ジャマイカはキングストン生まれの女性シンガー。幼い頃より聖歌隊で活動し、その唯一無二のエンジェル・ヴォイスを見初められデビュー。1973年のシングル「Silly, Wasn't I?」のヒットを受けて録音された1974年の英国録音盤『シャロン』でアルバムデビュー。この後、表立った活動は減少し、1994年のカムバックまではシングル盤以外のリリースも殆ど無かった事から、彼女や、アルバム『シャロン』はラヴァーズロックの伝説のアルバムと化した。
愛らしいジャケットも最高にキュートなラヴァーズ・ロックの金字塔。ジャマイカの女性シンガー、 シャロン・フォレスターが1974年に吹き込んだデビュー・アルバムにして、最高にスウィートでラブリー、そして聴く度に胸がキュンとなるような、感動的な名作がここに甦ります...。