ゼ・マノエウ ZE MANOEL
- アーティスト
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ゼ・マノエZE MANOEL
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2014/03/19
- 品番
- VSCD9454
- 税込価格
- 2,530円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- ブラジル/サンバ/ジャズ
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Sol das Lavadeiras
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2. Deixar Partir
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3. Samba Tem
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4. Fantasia de um Alecrim Dourado
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5. Dizem
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6. Acorda Flor
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7. Noites Brejeiras
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8. Cinema Nacional
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9. O Pintor de Retratos
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10. Valsa da Ilusao
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11. Samba Manco
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12. Saraivadas de Felicidade
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13. Acabou-se Assim
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14. Calundu
ブラジルの地方都市ペトロリーナ生まれ、現在はレシフェに移り住み活動を続ける若き男性ピアニスト/SSW、ゼ・マノエウのデビューアルバム『ゼ・マノエウ』は驚きの連続です。自身が奏でるピアノと、その穏やかで程よくクロい歌声を軸にして聴かせるのは、60年代、70年代の良質のボサノヴァ、サンバ、ショーロなどからの影響をベースにした楽曲達。ただ、特筆点は、色濃く感じさせるジャズの素養、一聴で聴く者を虜にしてしまうメロディのセンスの良さでしょう。
オープニング曲「01. Sol das Lavadeiras」のピアノの弾き語りで聴かせる、出だし部分を聴けば納得でしょう。ポルトガル語で歌われるジャズヴォーカル曲にサンバのアレンジを施したかのようなミックス感覚が、彼のスタイルの一つです。より、トラディショナルなサンバ/ボサノヴァ的な「02. Deixar Partir」などでもピアノは効果的に姿を現し、彼のオリジナリティを感じさせてくれます。そして続く「03. Samba Tem」、「04. Fantasia de um Alecrim Dourad」は本作の最初のハイライト。跳ねるピアノのイントロから心が躍るような前者は、ポップなメロディも最高なサンバ・ジャズな大名曲。確実に一聴で覚えてしまえるようなキラーな1曲です。美しくも切なげなピアノのフレーズが最高な後者も、穏やかな雰囲気とジャジーでドラマチックな曲調が感動的。同系の「07. Noites Brejeiras」、ワルツの「10. Valsa da Ilusao」に、エレピでしっとり聴かせる「06. Acorda Flor」など、素晴らしい楽曲が揃いますが、一転、力強いリズムが印象的なファンキージャズ的な「05. Dizem」、「12. Saraivadas de Felicidade」、程よくソウルフルなアプローチで聴かせるサンバ・ソウルな「11. Samba Manco」なども、非常にクオリティの高いナンバー。終盤、アルバムをしめやかに締めくくる、女性ヴォーカリストとのデュエット曲「13. Acabou-se Assim」、「14. Calundu」なども、実に美しい曲調とアレンジで楽しませてくれ、アルバムとしての完成度をより高い次元へと導いてくれています。
まさに、捨て曲無しと言うべき素晴らしいクオリティの本作『ゼ・マノエウ』がデビュー作と言う点も驚くべきですが、その才能は既にブラジル本国では高く評価されており、ユニセフへの楽曲提供や、主要なフェスティバルへの出演など、その活動は既に多岐に渡っています。何より、彼のメロディセンスの良さは、確実に日本のリスナーの琴線に触れる物と思われます。是非、この驚くべき若き才能=ゼ・マノエウの楽曲達をお試し下さい。
ゼ・マノエウ (Ze Manoel):
ブラジル、ペルナンブーコ州の地方都市ペトロリーナ生まれの男性ピアニスト/SSW。ジャズの素養を多分に感じさせる鍵盤さばきと、深くも穏やかな歌声、類い稀なメロディセンスが輝く若きアーティスト。2004年にブラジルのフェスティバルに出演した事をきっかけに注目を集める。現在までにブラジルでは数多くのフェスに招待され、ユニセフの依頼で楽曲を提供するなど、本国でも大きな注目を集めつつある。現在はレシフェに移り住み活動を続ける。
穏やかで深い歌声を持つ才能豊かな若きシンガー・ソング・ライターが聴かせるのは、華麗で小気味よいピアノを軸にした、全編が極上のメロディで満たされた麗しきジャジーなサンバの数々。驚くべき才能が生んだデビュー作にして大傑作『ゼ・マノエウ』、是非、お試し下さい。