ポケットフル・オブ・ポエトリー POCKETFUL OF POETRY
- アーティスト
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ミンディ・グレッドヒルMINDY GLEDHILL
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2013/10/16
- 品番
- VSCD9455
- 税込価格
- 2,200円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- インディ・ポップ
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Pocketful Of Poetry
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2. Trouble No More
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3. I Take Flight
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4. Little Red Bike
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5. Oh No!
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6. Picture Show
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7. Shadow Children
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8. Honey
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9. Finding Home
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10. Bedtime Song
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11. ※ボーナストラック収録予定
カリフォルニアに生まれ、現在はユタ州プロボで活動を続ける女性SSW、ミンディ・グレッドヒルの通算5枚目にあたる『ポケットフル・オブ・ポエトリー』が掛け値なしの素晴らしさです。シンガーとしての側面がクローズアップされた初期の2作を経て、自らのソングライティングのセンスや、その天性の歌声の魅力を存分に発揮した、事実上のデビュー作と言うべき大名作『アンカー』は、“ワンピ”に“スニーカー”に“傘ジャンプ”のジャケットの素晴らしさも相まって、ここ日本でもヒット。その後、自身の子供達の為に吹き込んだクリスマス・アルバム『ウィンター・ムーン』に続き発表された、全曲オリジナルの作品が本作『ポケットフル・オブ・ポエトリー』です。『アンカー』の延長線上にある、心安らぐようなメロディと彼女のコケティッシュな歌声を軸にしたアコースティック・ポップ・サウンドはそのままに、程よくヴィンテージな雰囲気で味付けされた音色はより彩りを加えたステキなモノで、全編が素晴らしすぎる仕上がりです。
オープニングを飾る、キラキラとコロコロと転がるようなラブリーなポップソングのタイトル曲「01. ポケットフル・オブ・ポエトリー」を聴くだけで、期待は確信へと変わるはずです。愛らしくも芯の通ったミンディの歌声が、“ポケット一杯の歌心”を紡ぎ出す瞬間、一気に彼女が描き出す世界観に惹き込まれてしまいます。軽快なバンジョーの音色と“パッパラ~”コーラスがキャッチーに響く「02. トラブル・ノー・モア」、3rdアルバム『アンカー』に収録の人気曲「カリフォルニア」から繋がるような、華麗なストリングスが美しいトラベル・ソング「03. アイ・テイク・フライト」と言う流れだけでも、彼女の底知れぬ才能が、さらに開花していることに気付くでしょう。日常のふとしたことをセンス溢れる言葉を選んで描いた歌詞も秀逸で、ラストを穏やかに、優雅に飾るワルツのお休みソング「10. ベッドタイム・ソング」まで、枚挙に暇が無い名盤に仕上がっています。
ナッシュビルで録音された本作のプロデュースは、Cason Cooley(ケイト・スペードのCM曲で知られるKatie Herzigを手掛けていたり、大ヒット曲「Kiss me」で有名なSixpence None the Richerにもキーボードで参加している人物)によるモノで、ミキシングはJustin Gerrish(最近のヴァンパイア・ウィークエンドの作品や、ザ・ストロークスに、ウィーザーの作品のミックスも手掛けてます)、マスタリングはJoe LaPorta(ヴァンパイア・ウィークエンドに、フー・ファイターズ、キラーズ、ビョークなどを手掛けています)と、一介のインディ・アーティストとは思えぬ豪華な面子ですが、演奏陣も昨年の初来日公演の際に同行したJoe Corcoran(実は、マイケル・ジャクソンのアルバム『マイケル』にも参加&クレジットされてるスゴい人です...)を筆頭に、実力者達が集い、ミンディの才能をより引き立ててくれています。これらのクレジットだけを見れば、彼女が米国では如何に注目を集めるアーティストであるかが分りますが、インディであることを望み、インディならでは創作活動を続けることが現在の彼女の作品の魅力の一端にもなっています。