トリオ・フアレス+2 (1972) TRIO JUAREZ + 2 (1972)
- アーティスト
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トリオ・フアレスTRIO JUAREZトリオ・フアレス+2TRIO JUAREZ + 2
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2014/02/12
- 品番
- VSCD9463
- 税込価格
- 2,750円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- アルゼンチン
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Loca de amor
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2. Luna tucumana
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3. La bacha
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4. Vidalita de la mama
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5. Siete del abril
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6. La telesita
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7. Cancionera
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8. Invitacion a la nostalgia
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9. Bagula para un silencio
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10. Zamba de anta
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11. La equivoca
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12. Juanito laguna remonta un barrilete
アルゼンチン第二の都市・コルドバ生まれの作編曲家/ピアニスト、マノロ・フアレス。ピアニストとしても、若くして数多くのコンクールの受賞歴を持つなど非常に優れた才能の持ち主です。職業作家としても、多くのアーティストに楽曲提供を行いながら、クラシック作品も手掛けつつ、さらにはオーケストラを指揮するなど、プロの音楽家としてのとしての活動も幅が広い人物です。そんな彼が、アルゼンチン・フォルクローレをモダンなジャズアレンジで奏でたユニットが、このトリオ・フアレスであり、1972年の本作『トリオ・フアレス+2』は、さらなる深化を見せた2ndアルバムです。
ギターとドラム(ボンボ)をft.したフォルクローレ的な編成ではありますが、やはり、マノロ氏のピアノを中心に据え、ケーナやヴィブラフォンを交えて聴かせるジャジーなサウンドは非常に洗練されており、クラシックのエッセンスも感じさせ、まるで土臭さとは無縁な都会的な音色を随所で聴かせてくれます。
オープニングを飾る作品中最もジャジーなワルツの名曲「01. Loca de amor」がいきなり素晴らしく、その繊細で哀愁漂うメロディに心を奪われますが、ヴィブラフォンを交えて聴かせるサンバ(Zamba)の「02. Luna tucumana」、同じくキラキラしたヴァイブの音色が秀逸な「06. La telesita」、ケーナの物悲しい旋律が印象的な「11. La equivoca」に、女性ヴォーカリスト、Marta PenalozaをFt.した「08. Invitacion a la nostalgia」なども、作品に彩りを添えています。
ここ日本でも最近はカルロス・アギーレを筆頭に、数多くのアルゼンチンの才能が見いだされていますが、本国アルゼンチンでは、エドゥアルド・ラゴスなどと並んで高い評価を受け続けているマノロ・フアレスからの影響が皆無という事は有り得ないでしょう。特に、フォルクローレのジャズ、モダン化と言う点においては、1960年代以降のアルゼンチンでマノロ氏以上の功績を残した人物はいないかも知れません。この作品『トリオ・フアレス+2 (1972)』を含め、彼の初期作品群は、現在のアルゼンチンの良質な音楽にも多大な影響を与えたであろう名作達なのです。
●A式の紙ジャケット仕様で、オリジナルLPを再現
●世界初の正規復刻
Member:
Manolo Juarez - Piano
Alex Erlich-Olivia - Guitar
Elias “Chiche” Heger - Drum
Jose Luis Castineira de Dios - Vibraphone
Juan Darela - Quena