インスタンチ INSTANTE
- アーティスト
-
ファビオ・カドーレFABIO CADORE
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2014/05/28
- 品番
- VSCD9470
- 税込価格
- 2,530円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- AOR
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
-
1. Instante
-
2. Quando o amor chamar
-
3. Viajante
-
4. Vem ca
-
5. Xeque-mate
-
6. Centelha
-
7. Um pe de valsa
-
8. Botar pra quebrar
-
9. Em algum outono passado
-
10. Choro derradeiro
-
11. Ojos de sal
-
12. Horas e horas
-
13. Causa e efeito
-
14. Samba de auto-ajuda (Bonus Song)
サンパウロ在住の若き才能=男性SSWファビオ・カドーレの通算2作目となるアルバム『インスタンチ』。伝統のサンバ/MPBへのリスペクトは忘れず、モダンに、ジャジーにアレンジされたサウンドを、自身の穏やかでソウルフルな歌声で聴かせる極上の傑作です。ブラジル国内はもとより、スペインを中心にヨーロッパでも高い評価を集めた2008年の1st『Ludico Navegante』の延長線上にあるMPB作品ながら、本作では多彩なゲストをFt.して、より洗練されたサウンドを奏でています。サンパウロとブエノスアイレスで録音された本作は、ブラジル音楽と言う枠を飛び越えた、素晴らしい作品です。
何と言っても注目は韓国の作編曲家/ピアニスト、キム・ジョンボム氏との共作で残した名曲「ヴィアジャンチ」でしょう。キム氏のユニット、プディトリウムのアルバムに収録されたVer.では、ファビオはシンガーとしてFt.される形式でしたが、ここで聴かせるカヴァーでは全てを自身で手掛け、より軽やかなアレンジで楽しませてくれます。他にも、ジャズヴォーカリスト的な雰囲気も違和感の無い「Vem ca」、「Xeque-mate」などの穏やかでメロウな楽曲に、AORファンにもアピール出来る「Um pe de valsa」、ミナスのアーティストにも通じるような輝く青さが心に響く「Em algum outono passado」、美しい歌声が魅力の女性シンガーLuciana Alvesとのデュットで聴かせる「Choro derradeiro」、Guilherme Ribeiroの物悲しいアコーディオンが効いた「Ojos de sal」など、全編に渡って、ソングライティングのクオリティの高さと、その歌声の魅力を感じさせてくれる名作に仕上がっています。
アルゼンチンでも録音を行っていると言う事で、カルロス・アギーレやAca Seca Trioなど、現在の日本でも人気のある現地アーティストとも交流があると言う点も興味深いですが、何と言っても前述の「ヴィアジャンチ」が、プロダクション・デシネからリリースされたプディトリウムの傑作『エピソード:別れ』で披露され、すでに日本でも話題を集める名曲です。本作に収録のテイクもまた、発表後にはブラジル国内で人気を呼び、由緒あるブラジルの音楽賞で“ソング・オブ・ジ・イヤー”に選ばれるなど、高い評価を集めています。何より、ファビオの書くメロディとその歌声が生み出す感動が本作の魅力です。是非ともお試し下さい。
lA式の紙ジャケット仕様
l日本盤にはボーナス曲を収録
lプロダクション・デシネからリリースされた韓国のユニット、プディトリウムの初期2作品には、メインシンガーとしてFt.されています
ファビオ・カドーレ (Fabio Cadore):
サンパウロ在住の才能あふれる若き男性SSW。6歳の時に独学でギターを始め、13歳の時にはクラッシック・ギターへと持ち変えトム・ジョビン音楽大学を卒業。さらに、カルロス・ゴメス音大では歌唱を学び、プロのシンガーとして活動を始める。同時に作曲、アレンジを始め、幾つかの映画音楽などを手掛けたのち、ソロ名義でデビュー作『Ludico Navegante』を発表し、ブラジルで高い人気を集めた。シンガーとしては韓国のジャズユニット、プディトリウムの作品に大々的にFt.され、同国でも高い人気を集める。代表曲「ヴィアジャンチ」は、韓国のみならず、ブラジルでもヒットを記録した。