フレンチ・イグジット FRENCH EXIT
- アーティスト
-
ティーヴィー・ガールTV GIRL
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2015/01/21
- 品番
- VSCD9481
- 税込価格
- 2,200円
- シリーズ
- Production Dessinee
- ジャンル
- サブジャンル
- ドリーム・ポップ
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Pantyhose 02:56
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2. Birds Don’t Sing 03:29
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3. Louise 03:14
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4. Hate Yourself 03:34
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5. The Getaway 03:43
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6. Talk to Strangers 02:57
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7. The Blonde 03:47
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8. Daughter of a Cop 02:33
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9. Lovers Rock 03:33
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10. Her and Her Friend 03:29
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11. Come When You Call 03:38
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12. Anjela 03:44
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14. Misery(Bonus Song)
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15. I Wonder Who She's Kissing Now(Bonus Song)
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16. All a Dream(Bonus Song)
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17. Melanie(Bonus Song)
L.A.をベースに活動する男性3人組ユニット、ティーヴィー・ガール (TV Girl)の(自称)デビューアルバム『フレンチ・イグジット (French Exit)』がスゴいです。60、70年代の黄金のポップスを聴きながら育ち、しっかりとヒップホップの洗礼を受けつつも、インディポップのDIY精神を体現してしまったかのような彼らが描き出すのは、古い音源のサンプリングと打ち込みビートに歌唱を乗せたサウンドですが、肝心なのは、ものスゴくクオリティの高い歌心の部分。圧倒的な中毒性で聴かせる極上のサンプリング・ポップの数々だけが収録されています。
全体的にはミディアムテンポの楽曲が多く、決して派手でアップテンポなサウンドと言う訳では無いですが、とにかく一聴で頭に刻み込まれるようなセンスの良さが際立ちます。繰り返す軽やかな鍵盤のフレーズと打ち込み、折重なるカラフルなコーラスとは対比的な落ち着いたトーンの歌唱が妙にクセになる「01. Pantyhose」からティーヴィー・ガール節全開です。繊細な爪弾きギターのフレーズ、フワフワ感が気持ち良い「02. Birds Don’t Sing」、キラキラした「03. Louise」、力強いリズムワークと鍵盤のループが格好良い「04. Hate Yourself」の流れも絶品で、出だしだけでもそのクオリティを実感出来ます。夢見心地のドリーミーポップに仕上げた「06. Talk to Strangers」、「07. The Blonde」、「10. Her and Her Friend」に、タイトなビートがグルーヴィーな「08. Daughter of a Cop」、「12. Anjela」に、サイケな質感の「11. Come When You Call」などの遊び心のある楽曲も一様にクオリティが高く素晴らしいのですが、やはり特筆すべきは、その全編で貫かれる心に残る“歌心”の素敵さでしょう。
彼らは実際には活動歴はすでに長く、過去には多くの楽曲も発表しており、アルバムらしき物も存在しているのですが、一応、本作『フレンチ・イグジット (French Exit)』がデビューアルバムとなります(笑)。ただ、過去の荒削りな楽曲に比べても、圧倒的にクオリティが高く、本作が彼らの最高傑作であることは間違いないでしょう。また、非常にセンスの良いアートワークも印象的で、是非ともパッケージで持っていたいアルバムでもあります。
●世界初のCDリリース(もしかすると世界で唯一になるかも知れません)
●A式の紙ジャケット仕様
●日本盤にはボーナス・トラック5曲収録予定
ティーヴィー・ガール (TV Girl) :
サンディエゴで結成され、現在はロサンゼルスを中心に活動する、ブラッド (Brad Petering)、ジェイソン (Jason Wyman)、ワイアット (Wyatt Harmon)の3人によるポップユニット。60、70年代の上質のポップスやジャズのサンプリングを軸に、ヒップホップを通過したビートワークと、インディポップのDIY精神を抜群のメロディセンスと“歌心”で体現したドリーミーなポップサウンドを奏でる。そのセンスの良さが結集したデビューアルバム『フレンチ・イグジット (French Exit)』は紛れもない名作。