アィエンツォ AYENTSOO

ガーナの7人組バンド、 フリーダム・ファミリーが1974年に唯一吹き込んでいた幻の傑作『アィエンツォ』が復刻。元々は、西アフリカのジェームズ・ブラウンの異名を取る伝説的なシンガー、ジェラルド・ピーノのバックバンド（The Heartbeats）として活動していた彼らが、リーダー兼リード・ヴォーカルのアルバート・ジョーンズを中心に吹き込んだ2枚の作品の内、フリーダム・ファミリーと名乗って吹き込んだのが本作です。ライブバンドとしてほぼ連日活動していたと言うその実力が伝わる、怒濤のアフロファンクがギッシリ詰まった逸品です。

独特の粘り気のあるリズムセクション、軽妙な鍵盤とホーンが絡むウワ物とのバランス感覚も絶妙な、メリハリの効いた演奏が印象的ですが、何と言ってもそのホンモノのファンクネスに惹かれるところ。代表曲とも言える、ファンクマナーの名曲「03. Holly Worshipping」が圧倒的に格好良いですが、高揚感溢れる「05. Ayentsoo (Woman)」、ソリッドなリズムが渋い「02. Life」、「09. The Last Thing」など、全編通じて、ほどよく醸し出される土臭さ以上に、そのファンクネスが際立つ逸品です。

以前プロダクション・デシネから復刻されたアシコ・ロック・グループ(VSCD-9434)、クリスティ・アズマ・アンド・ジ・アッパーズ・インターナショナル・ダンス・バンド(VSCD-9467 )、エボ・テイラー(VSCD9410 )、レイル・バンド - ビュフェ・オテル・ドゥ・ラ・ガール (VSCD-9390 )、ヴォイセズ・オブ・ダークネス(VSCD-9473)などと同様に、アフロ/辺境ファンクの鬼“VooDoo Funk”と、『production dessinee』のコラボでお届けする復刻作品です。

●A式の紙ジャケット仕様
●世界初のCD化
●『VooDoo Funk』と『プロダクション・デシネ』のコラボ作品