続投　真田人

■マイカデリックでの活動に終止符を打ち、05年に謎の地下組織『ゴルゴンゾルゲ』を旗揚げし、自らを元帥と名乗り悪の大帝国の建設を目論む。そして唯一の会員である自らの手により、初のソロ・アルバムにして超問題作「解凍！真田人」を発表\\。その破天荒で低俗な作品は各界で黒い波紋を呼び、その余波は高円寺の自宅を直撃。一家離散の危機を迎えつつも、本人は勝手な手ごたえを感じ、フルボリューム、器一杯の2ndミニアルバム「続投 真田人」を完成させてしまった!!　もう手遅れだ!!　真田人の帝国が完成する日は近い！？

■史上最悪のイントロダクション「公共毒第２楽章」で華麗なる幕開け。続く「OMATAGA MAKKA」はヒューマン・ビートボックス×2、ギター、ベース、スクラッチの一発録りセッションで豪快に所信表明。今作のリード・トラック「Mad Skill 太」は全国のデブを勇気付けるファンキー・ブレイクス。奇才トラック・メイカーSUZUKI（アルファ）による燻し銀のエレクトロ・トラック「ゲェムルジョンジェン」では行き過ぎた韓流ブームに苦言を呈し、社会派な一面を垣間見せる｡ポチョムキン（餓鬼レンジャー）総指揮によるアッパー・チューン「手乗りウンチョほーり投げ運動」ではスピード感溢れるマイク・リレーを披露。そしてラップ史上最も無意味なトラック「SKIT」を挟み、ゴルゴンゾルゲの最重要曲「Z.O.K.U.T.O」へとなだれ込む｡真田人初のラブソング「真田からの手紙?Oh my mayonnaise?」ではマヨネーズへのこみ上げる情熱を切々と語り、再びSUZUKI（アルファ）によるメロー・マッドネスな二枚目トラック「Melkweg」に挑戦し、やはり三枚目であることを再確認する。そして盟友DJオショウとの合作サマー・チューン「東京熱烈鬼畜音頭」で幕を閉じる怒涛の全10曲｡本気で会心作です。多少は注目シロ!!