ディス・ライフ・ディナイド・ミー・ユア・ラヴ THIS LIFE DENIED ME YOUR LOVE

アーティスト
ジョルジオ・トゥマ
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レーベル
Production Dessinee
商品区分
CD
発売日
2016/03/16
品番
VSCD9823
税込価格
2,530円
ジャンル
サブジャンル
グッド・ミュージック/ファンタスティック・サムシング
バーコード
4540399098234
※ 先頭3桁が「200」の場合は非JANコード(転用不可)
天才の帰還……。イタリアが生んだ真の天才肌SSW、ジョルジオ・トゥマの5年振りの4thアルバムは、美しくメランコリックな旋律の玉手箱。緻密に練り上げられた夢見心地のドリーミーポップの世界へようこそ……。

楽曲リスト

DISC1

  • 1. The Wings Of A Loser
  • 2. Two Half Moons
  • 3. Maude Hope
  • 4. Release From The Center Of Your Heart
  • 5. Foxes Don't Lie
  • 6. Bright Hugs
  • 7. Mountain Elia K
  • 8. All These Snowy Days In Faro
  • 9. All These Snowy Days In Faro II
  • 10. Mat Matite
  • 11. The Holy Warmth
  • 12. My Last Tears Will Be A Blue Melody
  • 13. In Back Of You

圧倒的に美しい世界観が印象的だった傑作3rdアルバム『イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート』に続く5年振りの本作は、さらに、才人ジョルジオの心の内面に広がる美しさと危うさのような物が交錯する、かのような、フェアリーなポップワールドが展開する素晴らしいコンセプトアルバム。持ち前のメロディセンスと甘い歌声が溶け合うステキなポップソング達が次々に紡がれて行く名作の誕生です…。

南イタリアの古都レッチェ生まれのSSWジョルジオ・トゥマ。プロダクション・デシネよりリリースされた極上インディポップな1stアルバム『アンカラード (スウィンギンポップ・アラウンド・ローズ)』(VSCD9359)、全編が弾ける傑作2nd『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』(VSCD9358)、そしてジャジーなコンセプトアルバムにして最高傑作の誉れ高い3rd『イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート』(VSCD9386)の三作が、未だに高い人気を誇る天才SSWの5年振りの新作が完成。前作の延長線上にあるコンセプチャルな作品ながら、持ち前のポップセンスが輝く、優しく穏やかで、でも心に残り続ける素晴らしいメロディと歌心がぎっしりと詰まった名盤の誕生です。今作も、ポップであり続けることは決して忘れず、自身が影響を受けたのであろうジャズやフォーク、ニューウェーブにAOR、往年の映画音楽などのエッセンスを散りばめつつも、完璧なまでに感動的な“ジョルジオ・トゥマ・サウンド”を鳴らしています。

それぞれの楽曲が一様にクオリティが高く、さらに1枚のアルバムとしての世界観も確立してしまう彼の才能を疑う余地はありませんが、本作は「01. The Wings Of A Loser」、「02. Two Half Moons」、「08. All These Snowy Days In Faro」、「10. Mat Matite」に代表されるような幻想的なシンセを用いた80’s/ニューウェーブ/ダークウェーブ的なアプローチがまず興味を惹きます。どこか初期のハイ・ラマズを思わせる「03. Maude Hope」、「06. Bright Hugs」などのフォーキーで愛らしいナンバーたちも流石ですが、やはり前作の世界観を引き継ぐ、「09. All These Snowy Days In Faro II」、「11. The Holy Warmth」、「12. My Last Tears Will Be A Blue Melody」などのスケール感も合わせ持つ、弦を交えて聴かせるメランコリックな楽曲達の言葉にし難い美しさに耳を奪われます。その緻密なアレンジからも、彼がこの5年間で一切の妥協を許さなかったことが伺えます…。もはや、初期のインディポップ的なアプローチは皆無の壮大な世界観で聴かせる本作ですが、やはり彼がポップ・アーティストであることを伺わせる名曲も収録されています。米国の人気バンドLaetitia Sadierに楽曲提供していたナンバー「04. Release from the Centre of Your Heart」のセルフカヴァーがそれですが、アルバムの世界観にマッチするメロウなアレンジと、一聴で心に残る甘美なメロディが、ジョルジオのソフトな歌声と溶け合う名曲中の名曲で、まさに本作のハイライトと言うべき感動のナンバーです…。

ディスコグラフィー